AIを使って研究室案内を作ってみました。研究者仲間内で、研究まとめをAIで作るのが流行っていまして。流れに乗ってみました。
少し修正指示を出しましたが、ほぼ一発で作ってくれました。AI恐るべしです。
AIについては賛否色々議論はありますが、ほどほどに付き合っていくのが良いかと思います。
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高専教育に最も欠けていると考えているものがあります。それは「思考の忍耐」です。
高専教育は、5年間の完成教育を標榜しています。普通科高校+大学の計7年間より2年も短く完成を求めています。ですから、自ずと専門分野に特化した詰め込み的な教育体制となっています。
高専教育は、高等教育を謳っています。高等教育と中等教育の最も大きな違いは、冒頭の思考の忍耐力を求めていることにあると思います。平たく言うと、読書です。本を読むことは読解力を要します。読解力とは、文章を辿りながら思考を整理し、それを自らの血肉として構築していくことのできる力です。
とりわけ今は、インターネットとAIによる情報過多の時代です。ちょっと検索するだけで、必要な情報を得て、「一応の」解答を得ることができます。「一応の」と括弧書きを付けたのは、思考過程が無視されているからです。単に解答を押しつけられているだけで、人間の知的活動とはかけ離れているからです。俯瞰すると、行っていることは、原始時代と何ら変わりはありません。
先に述べたように、賢い人とは、価値判断と道の選択ができる人と定義しています。押しつけられた解答だけで、これらができるとは到底思えません。売り家と唐様で書くだけです。
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早いもので、こちら有明高専に来て7年目となりました。そして7年目のGWです。7年目にして、ようやく落ち着けてきたなという感じです。
過去のGWでは、授業資料作りに追われました。着任していきなりMaxの授業数でしたから。担当授業数はほぼ変わっていません。高専という慣れない環境での授業計画とその資料作りでした。過去例のない量のスライド資料をつくりました。
研究室を立ち上げて、研究環境を整えるのに必死でした。部屋を確保し、改造し、装置をセットアップしました。当時の学生さん達と右往左往しました。
研究業績を上げるのに必死でした(※まだまだ現在進行形ですけどね)。高専だからといって、「大学とは違うから研究しなくてもいいや~」では、人間劣化するだけです。正式な業務の一つですからね。
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研究の中心であるプラズマ気相化学成長法によるダイヤモンドライクカーボン(DLC)の成膜は、低圧環境における気相化学反応ですから、原料にガスを使います。ガスは、ガスボンベをガス屋さんから仕入れます。研究用途ですから、最高純度99.9999%のG1 (Grade 1)を仕入れます。一方で、反応後に装置チャンバー内部を大気圧まで戻す(大気リーク)ために、純度の低い(99.9%程度)汎用の窒素ガスも使います。
さて問題は、この汎用タイプです。日本は、電源周波数が50 Hzと60 Hzに分かれているのを代表例として、複数の国からの規格が混在しています。50 Hzはドイツから、60 Hzはアメリカからですね。ガスボンベも同じく、口がドイツ式とフランス式の混在です。ドイツ式は東日本(関東式)、フランス式は西日本(関西式)です。
ドイツ式は、柔らかいプラスチック製のパッキンで、ガスボンベと取り出すガス圧を調節するレギュレータを繋ぎます。ボンベの口とレギュレータの口の間にパッキンを挟んで、これをスパナでネジを締めて押しつぶしていくことで、ガスラインの密閉性を取ります。両口は金属製で硬いので、間でパッキンが形状に合うように変形しないと隙間は埋まりません。パッキンは使い捨てで、ガスボンベ交換時に外して、新しいものを取り付けます。
一方のフランス式では口が曲面になっていて、その曲面の湾曲で密閉性を取ります。パッキンは使いません。
九州の現環境では、G1純度のものはドイツ式なのですが、汎用のものはフランス式になっています。こちらへ来て、初めてフランス式を体験することになりました。ガスレギュレータはドイツ式に対応していますので、変換アダプタ(継手)が必要です。これは通称、「オンソケ」と呼ばれています。パッキンとは違って、繰り返し使用できます。
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2026(R8)年度は担任を降り、3Eの副担任になりました。一昨年と同じ構図となりました。その代わり、グローバルエデュケーションセンターの国際交流推進リーダーに出世しました。旧国際交流室時代以来、GECに務め続けて5年目になります。またこれまで副担任のときは、いつも学生主事室 学生委員となっていましたが、今年度もそうなりました。
学外に目を向けますと、今年度から複数の学会役員となりました。応用物理学会 ブラズマエレクトロニクス分科会の幹事と日本表面真空学会 九州支部の役員です。これまで学会役員とは無縁の人生でしたが、今年度からそうなりました。学会とは、専門分野の人達のコミュニティですね。ま、そこそこ知られるようになったかなと。
応用物理学会は会員数約2万人のとても大きな学会で、半導体を含む幅広い応用物理分野を取り扱っています。鷹林研究室のメイン学会です。ただしカバーする分野が広すぎるので、個別の分野に関しては「分科会」という下部組織が存在します。その中の一つがブラズマエレクトロニクス分科会でして、プラズマを使った応用物理、中心としては半導体デバイスを創っていくいう分野です。半導体デバイスはプラズマなくしては創ることはできません。なので、アカデミックの人達だけでなくて、半導体企業の人達もこの分科会のメンバーです。また最近ではバイオ・農業関連のテーマも盛んです。分科会の規模は500名程度だそうです。
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年度末3/31(火)は、岡山大学 鹿田キャンパス(医学部・歯学部・病院)にて、日本医用DLC研究会の第9回研究会・総会開催が行われまして、参加&講演してきました。この3月は、今年度3E担任業務の締めくくりがあって諸々の学会活動は控えていました。「何でいないの?」、「何で来ないの?」というお言葉を多くいただきましたが、まあそんなわけでした。しかし、最後のこの会だけは参加することにしていました。
本研究会は、「DLCコーティングの基礎医学・臨床医学への応用を目指した研究を行っている研究者間の情報交換の機会を提供し、DLCの医療応用研究の発展に寄与することを目的に設立された」研究会です。岡山大学医学部と岡山理科大学の先生方を中心に、医工連携研究を精力的に進めています。まあ、こんな方面にも顔を出しているわけです。
DLCとは、この私の部屋を覗いている方ならお分かりですね。”Diamond-Like Carbon”です。DLCの特長の一つに、「生体親和性」があります。本会では、この生体親和性を活かした各種生体内医療材料開発を頑張ろうとしています。
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2026年4月~2026年10月の学会参加予定です。
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3/27(金)は、九州大学の白谷 正治先生の最終講義へ参加しました。言わずと知れたプラズマ界の大教授の一人であり、私なんぞ足下にも及ばないのですが、幸いにも聴講の機会を得ました。
一般に大学教授が定年退職する際、最終講義という講演会が企画されます。恩師は無論のこと、過去何名か先生の最終講義に参加しました。いずれでも、研究内容を聴きたいというよりは、哲学やグランドデザインを聴きます。今回は、三識(知識・見識・胆識)というお言葉を得ました。特に最後の胆識です。
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本日3/13(金)は、2025(R7)年度卒業式でした。創造工学科 エネルギーコース 6期生の卒業と共に専攻科 生産情報システム工学専攻 電気系 24期生の修了でした。修了する専攻科生とは、一昨年担任として送り出した4期生です。
5名の修了生のうち、2名は鷹林研究室のメンバーである内藤 陽大君と野田 浩矢君でした。1学年上の古賀 永君、塚嵜 琉太君、福田 旺土君達が現在の土台を造り、次代の内藤君と野田君で飛躍を遂げました。2年前の2023年度、専攻科に残った福田君、5年生になった野田君と内藤君が学会賞を取りまくって、研究室の快進撃が始まりました。
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例によって例の如く、科研費は落ちました。何とかしないとなと思いつつも、民間財団や企業寄付金のおかげで当面の運転資金にはあまり困ってはいません。資金獲得に躍起になるよりも、貯まったデータを何とか形にしないとです。一に論文、二に論文っと。
研究室を開いてから、6代目となりました。これまで、何とかアピールして成果を挙げようと躍起になってきました。無名のままで良いと思いつつも、無名過ぎるとこれまた運営に困るので。幸い、3代連続計4名に渡る優秀な専攻科生達のおかげで、それなりに知られた研究室になれました。しかし来月の卒業式を過ぎれば人員構成がガラッと変わるので、立ち上げ期という一つの時代を終えるかなという感じです。
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2025年10月~2026年3月の学会参加予定です。
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