まだ続くグルメ話です。No. 4。フォーッ!!
魚沼産コシヒカリを買いました。言わずと知れた最高級ブランド米です。
他のお米より抜けて高いです。しかし食材一般の広い観点から見ると、お米という食材は量の割に安価な食材です。
味わって食べてます。炊飯器も、いささか古くはなりましたが、拘っています。量で食べる歳ではないので、ここ数年考えるようになりました。
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まだ続くグルメ話です。No. 4。フォーッ!!
魚沼産コシヒカリを買いました。言わずと知れた最高級ブランド米です。
他のお米より抜けて高いです。しかし食材一般の広い観点から見ると、お米という食材は量の割に安価な食材です。
味わって食べてます。炊飯器も、いささか古くはなりましたが、拘っています。量で食べる歳ではないので、ここ数年考えるようになりました。
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グルメシリーズ第3段!! 仙台味噌です。1はこちら。 2はこちら。
研究者という職業人は、博士号を通行手形にして、己の才覚のみを頼りに世界中を回って武者修行をし、自身を磨いていきます。「もののふ」ですね。終身雇用制がまだ制度としても脳裏の深層心理としても存続している日本人の感覚からすれば、不思議な人種ですね。
転職数が多いことは日本人未だ大多数の感覚からは敬遠されがちですが、世界的には歓迎されます。だって、行先の相手が才能を認めてくれないと転職できないんですから。
頼るべきは己のみ。相手が大金を支払っても良いレベルになるように、日々研鑽していくまでです。
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教材は全てオリジナルで作っています。教科書は一応指定していますが、これは主に最終確認と自習用です。最終確認というのは、私自身が誤って理解していないかを確認することです。自習用とは学生さんので、私の伝達法だけでは理解が偏ってしまうかなと恐れるからです。高等教育は高度な分、教授法も千差万別です。
初等教育、たとえば1 + 1 = 2というのは、誰が教えても大差ないと思います。しかし高等教育となり、内容も高度になってくると、上述のように教授法は千差万別ですから、教える側の力量が効いてきます。何を教えるかよりも、「誰が教えるか」です。
力量がないと、教科書の字面だけを追って授業することになります。教科書というのは、人類が長年に渡って積み重ねてきた知見をコンパクトにまとめたものです。人類は成功よりも失敗を多く積み重ね、その失敗を都度乗り越えてきたことで、現代の高度文明があります。
教科書は、失敗をほとんどカットして、成功事例のみを集めたものです。皮肉な話ですが、基本的にそれだけを読んで真に理解できるようにはできていません。失敗せずして成功することなんてないのですから。失敗事例まで組み込んでしまうと、分野によっては、教科書の厚さは富士山よりも高くなるかもしれません。
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本日、5年CL(応用化学/環境生命)コースへの乗り入れ授業「電気工学基礎II」の第1週を行いました。
化学の世界に戻ってくるのは、博士号を取って以来です。どうも、帰ってまいりましたー。
電子工学の基礎をやります。トランジスタを使うやつですね。電子工学って、化学の素養があると、割合親しみやすいんですよね。だって、トランジスタ材料を用意するのに化学要りますから。
固体物理的数式祭りやガチガチ回路計算のアプローチではなく、化学をベースにして、できるだけ数式を使わずに視覚的にやっていきまする。
半年間、よろしくです。
え? 「Eコースでは数式ガチガチでやっているやないか!!」ですって? だってー、仲良くなるのに数式は要らないでしょ。
さあ、CLでタクトを揮いますよ。
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昨日はオープンキャンパスでした。
中学生と保護者様のペアに、所属Eコースの電子分野の説明をしました。昨年は初年度だったので自身がオープンキャンパスしてましたが、今年はバッチリ説明担当でした。全12回の説明機会のうち、研究室学生達2人と4回ずつのローテーションで。
説明のコンセプトには「楽しさ」や「分かりやすさ」を求めるのがありますが、私は「これから乗り越える高い壁」をコンセプトにしました。中学生にはちょっと難しかったかもしれませんが、高専生活でできるようになりますですよ。
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夏季休講最終日の本日は、佐賀県工業技術センターにラマン分光(Raman spectroscopy)測定に行きました。夏季休講中といっても、教員はぜーんぜん休みではないのは先に述べた通りです。
先日SAGA-LSで熱処理&測定した試料を、今度はラマン分光測定です。SAGA-LSで行った光電子分光は、対象原子と結合する原子(主として第一隣接原子)間の結合エネルギー(binding energy)を測定し、その変化から対象原子の化学結合状態ひいては試料の化学構造を考えていくものでした。
これに対してラマン分光法は、もっと大きなスケール、すなわち対象分子やその集合構造の幾何学的対称性から化学構造を考えていきます。
どちらも分光法(spectroscopy)というくくりでは一緒ですが、試料に与えるエネルギーとその結果出てくるエネルギーの大きさが違います。専門的に言いますと、電子励起と振動励起の違いです。各測定法には長所もあれば短所もありまして、一つの測定法だけでは分からないことや見えないことがありますので、複数の手法を用いて複眼的に研究を進めていくのです。
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現代の初等教育では、「話し合い」や「民主主義」ということがほぼほぼ絶対善として教えられてきています。そして、これらに真っ向から公然と異を唱える人はまずいないでしょう。しかしこれらは果たして、絶対善なのでしょうか。そもそも世の中に、絶対善というものはあるのでしょうか。
危ない話ではありませんよー。
と言いますのも、ビジネスの世界に入ると、話し合いでは話がつかない場合がほとんどです。ビジネスは怜悧な生存競争であり、そもそも競争から離れて生きていくことはできません。満足する食料も金銭も、無限に天から降っては来ません。
話し合いとは本質的に時間のかかるものですから、その時間を費やしているうちに負けて失ってしまいます。必要なのは、「決断できる」ことです。それが的確なものならばbestですが、的確じゃない場合でもbetterです。後者では、例えば後にやはり改善しようなどと、ベクトルの方向は違っても有限で何かしら物事が動きますから。ゼロベクトルでは決して勝てません。「勝てなくてもゼロなら良い」という考えは、身勝手な安全保障の思い込みであり、世の中の結果はまずもってプラスかマイナスです。無限の長さの数直線上に、0.00000・・・はたった一点しかありませんよ。ただし、「様子を見る」という行為は決して何もしない消極性ではなく、能動的な戦略的価値判断の一つです。決断全てが果断である必要はありません。
話し合いをしようとする態度は、個人の美徳の観点からは尊敬すべきものです。しかしながらそれを集団に適用すると、皮肉にも敗北をもたらす場合があります。すなわち、「合成の誤謬」です。
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昨日、コロナワクチン2回目を打ちました。自分のためというより、顧客 (= 学生諸君)にベストなサービスをするための気持ちが強いです。一応、professionalですからね。
かねがね噂されている副作用、実際にはどうなんだろうと思いつつ。
それより筋肉注射が痛かったですね。昔々、交通事故に遭って全身麻酔射術をすることになったとき、筋肉注射で全身麻酔を打たれました。目茶苦茶痛くて、意識が薄れていきつつも、「ワシに何か恨みでもあるんか、ゴルァ\(#゚Д゚)/」という経験をしました(※広島弁での一人称は「ワシ」が一般的ですね)。その経験に比べたらまだマシでした。1回目はそうでもなかったのになぁ。
翌日の今日、若干熱あって首筋が凝るなというのがありますが、さほどでもないですね。まあ100%万全というわけでもないので、本日はお休みです。
コロナでしんどいと思うよりはるかに、仕事のことがしんどいですわ。正に、夏休み終了直前の小学生の気持ちでございます。
P.S. その後体温が38℃まで上がりました。若干の頭痛とお腹の調子が悪いのと身体が熱いかなということです。風邪としての症状はないので、そこまでしんどいわけではないです。彼はこんな感覚だったのでしょうかね?
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研究を続けていると、「うわーマジかよー!!」という実験事実に遭遇したり、思いがけない結論に到達したりします。「まいったなー」と頭を抱えることは日常茶飯事です。このような神さまの冷徹な判定に対して、研究者はその意を汲み取ろうと必至に考えます。議論で2時間なんて、あっという間です。
普通は、「実験事実が間違っている」とは考えません。まあ、誰でもそう思いますね。しかし現場で日々闘っていると、そうも思いたくもなる時があります。これって、そう、悪魔のささやきですね。傍目八目的立場では決して分からない体験です。
このような自分自身の力ではどうしようもない実験事実を突き付けられて、その対応に頭を悩ます経験は、ビジネスの世界にも生きてくると思います。「研究なんて関係なーい!!」と宣う人は、ビジネスの世界で成功はしません。逆に言えば、顧客の面前で日々苦闘しているビジネスマンには、研究の才能があるでしょう。難しい理論や数式などの知識が表に出てくるので、「はぁ?」と思われるかもしれませんが、本質的に要求される能力は満たされていると思います。それは、「謙虚に学ぶ」能力です。知識はあくまで道具でしかありません。
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人は組織的動物です。家族、学校、会社、趣味のサークルなど、人は何らかの組織に一つ以上属しています。二足歩行を始めてからどんなに知能が発達してきても、結局人は一人で生きていくことはできません。
しかし人が複数集まれば、必ず利害関係が生じます。個々人の環境や志向が全く同一であることはないですし、たとえ同一だとしても、同一条件を並列させることは困難です。
そこで、第三者が利害調整に入ります。それがManagerです。体育会系クラブでお茶運んでくれる人ではありませんよ。監督や上司などという人達です。Manageの原義は、「何とかする」という意味です。Leaderとも言い換えられます。
個々の要望を100%聞きたいところですが、必ずそうとも行きません。たとえば二人の人物がそれぞれ100の要求をしてきたが、160しか満たせない状況があったとします。単純80ずつにすれば良いかというと、事情はそう簡単ではありません。片方の要望に将来性があれば100と60に分けて、組織としての利益を追求するとかがあります。そうすると、60とされた人からは当然不満が出ます。
Managerは、不平を受けたり、恨みを買ったりします。しかしそれが、Managerの仕事です。組織としての最大公約数的幸福を追求するのが仕事です。
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