春休みになって少し余裕ができたので、研究室の整備を行うことにしました。まずはPA-PECVD装置用のガスボンベ立ての地震対策として、アンカーボルトで固定しました。技術職員の吉冨先生にお手本を見せていただいた後、学生さん達が行っていきました。
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前略、お息子さんの風邪より
ちょっと更新が空きました。それは以下の理由です。
お息子さんは、幼稚園でよく風邪をもらってきます。いつもはファミリーに移してダウンさせ、自分は回復して再び元気に走り回るというパターンです。私は影響を受けません。我ながら強いです。
しかしながら今月は、とうとう私もくらってしまいました。一年を終えての疲れも溜まっていたのでしょうか。喉は痛むわ鼻は詰まるわということで、弱りました。幸いコロナやインフルエンザではなかったので、ゴホゴホ言いながら研究室の学生指導でした。その間に耳鼻科に行き、診てもらいました。
すると、副鼻腔炎&花粉症のコンボということでした。薬を処方していただきました。
薬というのはよく効くもので、ようやく体調が元に戻ってきました。
Continue reading古文漢文ルーティーン
この学年末の時期は、学生さん達の卒業研究関係の論文やレポートを読みます。若い学生さん達は、少なくとも高専生活では、自分でまとまった論理的文章を書く機会があまりないので、読んでいて日本語としては引っかかる表現が目に留まります。文法的におかしいわけではないですけど、読んでいてしっくり来ないです。論文は論理性を重視しますから、ココは何か論理がずれているなーと感じるところもあります。
かくいう私も、現役で論理的文章を書く人です。昔、広島大学で研究員をしていたときに、ボスだった高萩 隆行先生から、「文章は読んでいてツルツル入ってくるものでなければならない」などと言われました。当時は博士として駆け出しだったので、研究者として生き残るために、必死に研究して論文を書いていました。論文を世の中に認めてもらうには、研究内容もさることながら、きちんとした文章が書けることも大切です。
そんな文章を書いていては、時折ふと立ち止まって、有名な古典の一節を暗唱します。中学か高校時代に暗記したものです。確か授業で暗記を求められたような記憶がありますが、よく覚えていません。暗記しているものとしては、
Continue reading阿加先生
ちょっと日付を遡りますが、1/16(月)に有明高専のグローバルエンジニア(Global Engineer)育成事業の一環として、東北大学大学院 工学研究科の阿加 賽見(あか さいけん)先生にご講演いただきました。本年度は国際交流室のメンバーとして、このGE講演の企画運営に携わっています。
阿加先生は、私の東北大学時代(前の前の職場)の共同研究先の大学院生でして、現在は別研究室の助教をされています。今回そのご縁で、遠く有明高専までお越しいただきました。講演内容については、有明高専の公式HPにて報告しています。司会はもちろん、私ですね。
ご講演後は、近年の研究についてのDiscussionの他、校内をご案内しました。
Continue readingNew洗濯機と赤外線ヒーター
福岡のうどん
最近休日によくファミリーで福岡のうどんを食べに行きます。大牟田市内でですね。福岡のうどんは讃岐うどんと違って、コシ勝負ではなくてやわらかツルツル勝負です。伊勢うどんに近い感じでしょうか。同じうどんでも全然違いますが、これはこれで美味しいです。量も食べられます。
学生時代を大阪で過ごし、また親類縁者も大阪が多かったので、どうしてもうどんは副食(うどん定食)のイメージが強いのですが、これは単品でもいけるかなと。ちなみにいつの頃からか、きつねうどんが大好きです。
あ、そうだった!! 学生時代は大阪で過ごしてたんだ!! と、我ながら遠い過去になっていますね。
学年末試験
明日1/31(火)から一週間、学年末試験です。担任をしている4Eでは、放課後教室に有志が残って勉強中です。
高専は学年制です。基準成績をクリアして必要単位数を揃えていないと留年し、来年度その学年をイチからやり直しとなります。落とした科目だけではありません。基本的に「全部」やり直しです。
たとえ必要最低限の単位を揃えて進級できたとしても、単位不足はその先の進学・就職活動にとって大きなペナルティーとなります。
そのため学生さん達は皆必死です。
一方、大学は単位制ですね。落とした科目だけ注力すれば良いです。そして所により制度が異なりますが、私のいたところでは4年生になる際、つまり研究室配属される際に進級の関門がありました。私は一年旅に出ましたけどね。
そう考えると、高専は厳しいです。頑張りに感心します。頑張りに応えるためにも、試験の難度はそれなりにですかねー。
モノの価値となぜなぜ?
目下世間では、疫病や他国間の戦争などの影響で物価が高騰しています。先日コンビニにポテチを買いに行ったら、えらく高くなっていて買うのを止めました。いや、むしろ毎度Suicaで支払っていて現金を使っていないので、気づかなかっただけかもしれませんが。
物価高なのに給料は変わらないどころか減るので、生活は苦しくなるばかり。しかしそんな世の中でも業績好調な企業があります。何か画期的なモノや経営法があるのかと思えば、確かにあるのかもしれませんが、最も分かり易い相違点は「外国と商売している」ことです。貿易ですね。
貿易が何故儲かるかといえば、「適正な価格で」商売できているためです。
日本国内の企業は大抵、コストダウンに涙ぐましい努力をします。それは取引先にも要求します。どの業界も複数の企業の繋がり、いわゆるサプライチェーンで成り立っていますから、一つの支配的な企業のコストダウン要求はサプライチェーンを渡り歩くにつれて、非常に厳しい要求となっていきます。
このような厳しい要求は、結局給料に跳ね返ることは言うまでもありません。一生懸命コストダウンに努力したのに、もらえる給料は雀の涙。その上日本人は大の貯蓄好きです。当然、支出は削減し生活は切り詰めます。
結局、世の中にお金が回らなくなり、経済は疲弊していきます。お金は、世の中を豊かにするための触媒です。
このような話は昔々にもありましたね。ダイエー・松下戦争ですね。今から見れば、当時は高度成長時代でしたから、そのようなことをしても経済へのダメージはなく、それどころか購買層が増えて経済は好転していったと思います。今やったら、自滅かと思います。
Continue reading導波管(その2)
前回上げた導波管の話の続きです。当該の6E授業で導波管の実習を行いました。測定は自作(卒研生と技術職員さん作の2つ)の可変ダミーロードを使って、長さを変えたときのLogMagの変化を見てもらいました。長さを得るために、同様に自作のストレート管を付け替えました。同軸変換器(下写真の灰色の信号入力部)は既製品です。測定はNanoVNAを用いてです。
導波管理論は成熟したものですが、だからといって簡単に学べるものではありません。現在でも大電力通信には欠かせないものです。
Continue readingというわけで、雪です
昨日1/24(火)は寒波から雪になり、吹雪きました。仙台東北大学にいた頃は何ともない光景だったのですが、ここは南国九州です。ニュースによると、10年に一度の低温だそうです。
4限目から一斉休講になりました。ただし、学生達は見慣れぬ雪にはしゃいでいました。
本日25(水)は自宅待機です。雪への対策ですか? 私には何の問題もありませんよ~。