JEITA責任ある鉱物調達説明会2024

 6/27(木)、題目の「JEITA責任ある鉱物調達説明会2024」が開催されまして、オンラインで参加しました。この説明会は毎年、各企業で紛争鉱物管理業務に携わる人達のための説明会です。電子情報技術産業協会(JEITA)責任ある鉱物調達検討会が主催しています。

 紛争鉱物とは、米国のドット・フランク法より始まった、コンゴ民主共和国ならびにその周辺国の反政府武装勢力への資金源を規制するための法律です。資金源はその地域で豊富に産出される鉱物資源に基づくものが主ということで、そのサプライチェーン上のボトルネックとなる精錬所を管理する仕組みです。対象となっている鉱物資源は、タングステン(Tungsten)・タンタル(Tantalum)・錫(Tin)・金(Gold)の4種類で、英語名の頭文字を取って”3TG”と呼ばれています。本規制は日本ではなくて米国の法律なのですが、各企業が世界展開するにあたり、米国を抜きにしてはできないので、実質上各企業へ義務化されています。

 企業時代に品質管理業務の一環として、この紛争鉱物に携わっていました。有明高専に来てからは、5E後期対象の信頼性工学という科目の中で、この紛争鉱物について教えています。現代の企業活動では最も重要な業務の一つであるので、実業学校の一種である高専においても学生に必要不可欠な知識であると考え、教えています。

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学会のお知らせ(2024年7~10月) (7/15 update!!)

 2024年7~10月の学会参加予定です。

  • 第85回応用物理学会秋季学術講演会
    • 9月16日(月)~20日(金) @ 朱鷺メッセ他 (新潟県新潟市)
    • 9月18日(水) 15:00~15:15 18p-A37-6 (オーラル): 福⽥ 旺⼟(7E), 内藤 陽⼤(6E), 野⽥ 浩⽮(6E), 古賀 万尋(5E), 出村 翼(5E), ⻄⼭ 輝(5E), 篠原 正典, ⾼橋 和敏, 鷹林 将, “光電⼦制御タウンゼント放電プラズマによるグラフェンの構造制御と解析”. (※福岡大学、佐賀大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 9:45~10:00 19a-B3-4 (オーラル): 野田 浩矢(6E), 古賀 万尋(5E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “窒素ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 10:00~10:15 19a-B3-5 (オーラル): 古賀 万尋(5E), 野田 浩矢(6E), 内藤 陽大(6E), 山本 圭介, 篠原 正典, 鷹林 将, “酸素ナノドープダイヤモンドライクカーボン薄膜の合成と電気特性”. (※九州大学、福岡大学との共同研究)
    • 9月19日(木) 11:00~11:15 19a-B3-8 (オーラル): 出村 翼(5E), 福⽥ 旺⼟, ⼩野 晋次郎, 恵利 眞⼈, 古閑 ⼀憲, 鷹林 将, “光電⼦制御プラズマで成膜したダイヤモンドライクカーボン膜の応⼒”. (※九州大学との共同研究)
    • 9月20日(金) 11:30~11:45 20a-A32-10 (オーラル): 内藤 陽⼤(6E), ⻄⼭ 輝(5E), 渡辺 貴之, 鷹林 将, “光電⼦制御プラズマの閉じ込めの初期電極構造依存性”. (※田辺工業(株)との共同研究)

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3高専交流試合@弓道部

 SAGA-LSでの実験を終えて休む間もなく週末の6/22(土)は、福岡県高専3校(北九州久留米有明)間の弓道交流試合に参加しました。弓道部顧問としての2試合目です。前回は高校レベルだったので、4・5年生を含んだ高専レベル試合は初めてです。

 開催場所は、久留米高専のお膝元の久留米アリーナ(福岡県立久留米スポーツセンター体育館)でした。長く生きていると、色々なスポーツ施設を見てきたものですが、ここが一番立派な施設ですね。さすが筑後国の首都、大都会久留米です。

久留米アリーナ入口です。立派な施設です。さすが大都会です。

 当日は生憎の大雨でした。しかながら弓道場は矢道(なんと人工芝!!)以外は屋内なので、難なく試合は運びました。ド素人で、顧問としては事故のないように見ていただけですが、矢道は雨と風が舞っていたので、試合は難しかったのかなあと思いました。

屋内の弓道場です。非常に立派で綺麗です。
サイドの観客席です。
試合前の練習です。
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佐賀大学 シンクロトロン光応用研究センター@SAGA-LS

 今週6/18(火)~21(金)の間、福岡大学 篠原先生と共同でSAGA-LSで実験です。ただし、これまでは佐賀県所有のビームラインを使ってきましたが、今回は佐賀大学のビームラインを使いました。有明高専・福岡大学・佐賀大学の三者共同研究です。SAGA-LSは県立ですが、全てのビームラインが佐賀県のものではなくて、一部のものは佐賀大学九州大学住友電気工業(株)の所有となっています。

 授業期間中ですので、スケジュール調整しながら授業の合間を縫って、7E 福田君と共に実験しました。有明高専からは、九州自動車道を使えば1時間以内で到着できます。

 ビームラインは朝10時から夜9時まで使用できます。SPring-8はビーム強度が24時間常に一定になるようにされていますが、こちらは夜はお休みなので健康的です。

 昼ご飯は隣の鳥栖プレミアム・アウトレットのフードコートで、晩ご飯はすぐ傍を通る県道17号沿いの牧のうどんとしました。

鳥栖プレミアム・アウトレットです。
牧のうどんです。
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週末はボーナスステージ??

 この土日ならびに先週の土日を合わせて、中間試験の採点と学会予稿を済ませました。さらに週明けからはSAGA-LSで実験ですので、次回分の授業資料も用意しました。

 土日はボーナスステージで、毎週楽しみにしています。遊べるからというのではなくて、溜まった仕事を片付けられるからです。授業が詰まっている平日だけで仕事を片付けるのは不可能です。働きまくりもいいとこですが、まあ、人生で一番忙しい時期なのかなぁと自身を納得させています。学生さん達や共同研究者の方々に満足して頂ければ本望です。

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田辺工業(株) 大牟田支店 教育訓練センター開所式と卒業生動向

 6/12(水)、田辺工業株式会社様の大牟田支店 教育訓練センター開所式へ、校長代理として出席しました。一昨年来、有明広域産業技術振興会を通じて縁あって、親しくさせて頂いている企業です。大牟田支店は、高専から車で30分かからない距離です。

 田辺工業様は、新潟県上越市が本拠の独立系プラント企業です。社員教育に特に力を入れられており、各拠点に教育訓練センターを設けておられます。今回、大牟田支店での同センターが完成し、開所式が開かれました。

 校長の代理ですので、大牟田市副市長・市議会議長・教育長・商工会議所会頭等々と、地域のVIPの方々が参列されました。ちょっと早めに着いたので、待合室に案内されていましたが、すでにこれら方々が休んでおられていたので、末席に座りました。なかなか居づらいな・・・と。

 参加者皆さんはガチの正装でした。「平服OK」ということで、いつも通りのノーネクタイ&ジャケットで参加した私は、何か目立ちました。こういうとき、制服(作業服)って便利なんですよねー。有明高専では1~3年生が制服です。世の中、制服の存廃については議論がありますが、こういうとき制服はハズレがないんですよねー。

 ちょっと話がずれました。四山神社の神事に始まり、各人の挨拶となりました。同社四月朔日会長、水澤社長に続いて、上記お歴々が順にされました。私にももちろん順番が回ってきました。有明広域産業技術振興会を通じてのご縁、今春教え子を採用頂いた経緯、そして地域との共存共栄を目指す本校についてのお話をしました。校長代理なんですが、ちょいと自分寄りの話となってしまいました。

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2024年度第1/2回EコースGE講演

 6/11(火)、2024年度第1/2回EコースGE講演が実施されました。今年度から、主催する国際交流室がGEC (Global Education Center)へと組織が拡大されました。しかし変わらず、今年度も世話役です。

 今回は、九州大学のSukma Wahyu Fitriani博士にご講演いただきました。Sukma博士はインドネシア出身の女性研究者で、同国Brawijaya大学で物理学の修士号まで取得された後、来日して高知県の高知工科大学で博士号を取得されました。なおインドネシア人では苗字を持たない人が多く、博士の名前はすべて名です。

 Sukma博士とは、博士が高知工科大学に所属していた際に知り合いました。博士の指導教官は同大学の八田 章光教授で、私の共同研究者の一人です。

 講演タイトルは、”Living a dream as a researcher to make a better world”でした。博士のこれまでの人生やキャリアや夢についてお話しいただきました。聴講者は、3Eクラスと我が鷹林研学生達の計50名強でした。

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有明広域産業技術振興会と卒業生動向

 6/7(金)午後からグリーンランドのホテルヴェルデにて、2024年度の有明広域産業技術振興会 総会に参加しました。昨年度に引き続いてです。

 今回は、会員企業である田辺工業株式会社様との共同研究を発表しました。昨年の会で田辺様と意気投合しまして、その後特許と論文を出すことができました。地域社会あっての高専、地域社会のための高専ですから、このような産学連携で成果を出すことができたのは大変嬉しいことです。

 パーティーでは多くの企業様とお話することができました。担任は外れましたが、企業様を知りその業界を知ることで、学生さん達の進路の一助になればなと思います。また、教員という立場は実業の世界から離れますので、世間の情報が疎かになりがちです。その情報と自分自身のupdateのためにも、良い機会でした。

 このように、企業様との距離が近いのが高専の強みです。大学だと規模が大きすぎて、こうはいきません。

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Realもったいないお化け

 続きです。昔、子供向けにもったいないお化けというキャラがありましたね(※対象は食べ物ですけど)。もったいない(Mottainai)という言葉は、以前世界的に話題になったように、こちらも一見批判の余地のない言葉のように思えます。

 しかし、ちょっと考えてみましょう。

 世間には、もったいないということで、何かとモノを溜め込む人がいます。空箱とか袋とかが典型的ですね。理由は、「もし後で使うことがあったら、新たに買うともったいないから」です。

 察しの良い方はお分かりですね。この方、「空間」を無視しています。それらを置く空間は無限ではないですよと。その不確実な予定のために、不確実な期間、もったいないは空間を占有します。目前に映る事象がもったいないと思い込むがために、トータルとしての時空間を無駄にしています。困った方です。

 「後で使うかもしれないから」と声高に言う人が、「実際に使った」ということを見ることはまずありません。いやたぶん、誰も見たことはないでしょう。「後で使う」とは、もう都市伝説です。半永久的に、空間は不法占拠され続けます。

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知性と時間と空間

 節約とは一見、批判の余地のないことのように思えます。

 世間には、目前に映る節約可能な事象に対して、目の色を変える人がいます。これは絶対善だと。さて、本当にそうでしょうか。

 例えば、性能が良くて事後整理など自動で行ってくれるけど印刷コストがちょっとかかる印刷機と、手間はかかるけどコストは安い装置があったとしましょう。件の人は後者を絶対推しします。

 しかし、考えてみましょう。人間にとって、いや、生きとし生けるものにとって、最も大事なものは金銭ではありません。「時間と空間」です。時間は、老若男女貴賤を問わず、常に失われていくものです。相対性理論は時間を含む四次元空間で記述されますが、唯一時間だけは人が制御できません。他方、空間については、宇宙のスケールで考えますとそれは無限ではありますが、人一人が扱える空間は、財力など様々な要因で実に狭いものです。歴史を紐解けば、その空間への欲望は、戦争を引き起こす原因の最たるものです。

 そう、件の人は、時間と空間というコストをまるで無視しています。前者の装置は、具現的な金銭的コストは要しますが、時間と空間のコストは減ります。自動的にやってくれるので、装置に張り付くという空間制限もないからです。その分、別の仕事や休憩に時間を充てることができます。品質管理的に言うと、工数が削減できます。仕事が切り上げられて、その分プライベートを充実させることもできます。

 後者の装置は、たとえ金銭的コストが多少和らいだとしても、逆に工数は増え、担当者は疲弊します。結果的に人件費は増えてしまいます。コストというものは、総合的に考えないとなりません。一つの要素だけで決定できるものではありません。そうでないと、人類は原始時代に戻るしかありません。

 そう、知性のある人、世の中で賢いと言われる人というのは、時間と空間を大切にする人のことです。常に失われていくもの、常に制限がかかるものに対して、最大限効率化を目指します。

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日本表面真空学会 九州支部学術講演会 (九州表面・真空研究会 2024)

 6/1(土)、日本表面真空学会 九州支部学術講演会 (九州表面・真空研究会 2024)に行ってきました。昨年は佐世保と遠かったですが、今年は会場が県内の福岡教育大学でした。電車で日帰り圏内ということもあって、研究室メンバー全員で参加しました。

 早朝、大牟田駅6:49発のJR快速電車に乗って向かいました。赤間駅で普通電車に乗り換えて1駅目の教育大前駅で降りました。9時少し前到着でした。駅名の通り、会場のすぐ近くの駅です。そこから数分歩くと会場でした。山を背にした長閑さが残るところでした。教育大学なので、教員養成に関する情報が色々ありました。

大学入口です。
会場前の案内板です。
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