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アルバイトと品質保証責任

 学生さん達の中には、アルバイトをしている人達がいます。そのこと自体はどうこう思いませんが、過度に行って本業である学業に支障を来す人達が中にはいまして、これは問題です。

 そんな人達がアルバイトをする正義に挙げる理由として、「社会経験を積む!!」というのがあります。しかし企業人だった立場から言わせてもらえれば、「それは社会経験にはならない!!」です、はい。

 働く、すなわち社会に対して生産やサービスで貢献する際、必ず「製造者責任」、言い換えれば「品質保証責任」が伴います。お客様が安心・安全に生産・サービスの利益を享受するためには、必要不可欠な責任です。だって、不良品、例えば毒入りがあるかもしれない食品なんて、誰が買いますか? 社会が崩壊しますよ。

 アルバイトには通常、このような品質保証責任は問われません。好きなときに働いて、好きなときに休み、好きなときに辞めることに、品質保証なんてものが付いてくるはずがありません。品質保証責任のない労働なんて、社会貢献にはならないし、社会経験にもなりませんよ。アルバイトを履歴書に書きますか?

 雇用主の立場からすれば、経営の根幹に関わるような重要業務にアルバイトをつけることはありません。だって品質保証してくれないし。末端の仕事を、安い賃金で行わせているだけです。それ、社会経験??

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無事着陸 or 不時着、そしてFTA

 後期授業が終了しました。今期は、CLコース出張を含む新規科目に初の研究室卒業生と多忙でした。どうなることやら・・・と頭を抱えていましたが、まあ何とか無事着陸しました。いや、最後の最後でコロナで大混乱でしたので、不時着かな。

 さて、どんな仕事も、「人のため」を第一義に考えていると、モチベーションが続かないと思います。「何て自分勝手な人なんですか!!」って? いやいや、これ、「人間の本能」だと思います。

 人のためを前面に出し続けていると、何らか不都合が生じたとき、「お前達のためにやっているんだ!!」と傲慢になります。本末転倒ですね。人様のためが、何様のつもりですか、と。

 人のためって、やりたくもない仕事を自身に納得させるための自己暗示かな、と。ちょっと、極端かな。

 しかし、「自分の成長のため」を第一義に持ってくると、続きます。そう、仕事の中に自分の成長の糧を見つけ出せる人は、とても幸せだと思います。どんな裕福さにも勝ります。

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価値観の成熟

 電気磁気学関係の授業ではよく、「Maxwell方程式は、ノーベル物理学賞100年分の価値がある」と話しています。同時に、「ハーバー・ボッシュ法は、ノーベル化学賞100年分の価値がある」とも話しています。

 Maxwell方程式は、これまで紹介している通り、人類が文字のない太古の時代から全くの別物として扱ってきた「電気学」・「磁気学」・「光学」を統一し、現代社会には欠かせない無線工学の境地を切り拓きました。

 ハーバー・ボッシュ法、すなわちN2 + 3H2 → 2NH3は、空気中の不活性な窒素分子(N2)からアンモニア(NH3)を合成することを可能にしました。アンモニアから窒素肥料(硫酸アンモニウム((NH4)2SO4)など)の増産ができて、人類から飢餓がほぼ消えました。現代に残っている飢餓は、天災よりも紛争などの人災のためです。これに関しては、人類の更なる叡智に頼るしかありません。

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時代の移り変わりと安定化

 目下のご時世への対応のため、学年末も押し迫っていながら、怒濤の日々です。2年前に有明へ来てから、イベントには事欠きません。

 さて、毎年1月は成人式です。私の時代はもう遙か昔ですが、この職に携わってから、成人式が身近になりました。丁度学生さん達が該当しますので。

 彼らが生まれ育った20年間は、安定した時代じゃないかと思います。

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図書館と本

 研究室の学生さんに連れられて、校内図書館へ行きました。卒業研究に関係する真空工学の本を探しに。図書館に行くのは有明に来て3回目です。ほとんど縁がありません。

 本校では真空工学に関する本科授業科目はないですし、館内蔵書は開講授業の教科書に近しいものだけだろうなーと思っていたら・・・、おおーっ、魅力的な蔵書に溢れているではないですか!! スイマセンでした。反省します。

 書棚を眺めていると、時間が経つのを忘れます。図書館は良いものです。

 ただし私、図書館で本を借りるのは嫌いです。学術論文雑誌を除いて、本は「自分で買う」ことをモットーにしています。論文雑誌の場合は、必要な論文はその号内の一報だけなので、一々買い揃えていてはコスパが悪いです。

 「必要なときに、必要な本がすぐ手元にある」状態にしておきたいので、魅力的な書籍は買い揃えます。

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話し合いと合成の誤謬

 現代の初等教育では、「話し合い」や「民主主義」ということがほぼほぼ絶対善として教えられてきています。そして、これらに真っ向から公然と異を唱える人はまずいないでしょう。しかしこれらは果たして、絶対善なのでしょうか。そもそも世の中に、絶対善というものはあるのでしょうか。

 危ない話ではありませんよー。

 と言いますのも、ビジネスの世界に入ると、話し合いでは話がつかない場合がほとんどです。ビジネスは怜悧な生存競争であり、そもそも競争から離れて生きていくことはできません。満足する食料も金銭も、無限に天から降っては来ません。

 話し合いとは本質的に時間のかかるものですから、その時間を費やしているうちに負けて失ってしまいます。必要なのは、「決断できる」ことです。それが的確なものならばbestですが、的確じゃない場合でもbetterです。後者では、例えば後にやはり改善しようなどと、ベクトルの方向は違っても有限で何かしら物事が動きますから。ゼロベクトルでは決して勝てません。「勝てなくてもゼロなら良い」という考えは、身勝手な安全保障の思い込みであり、世の中の結果はまずもってプラスかマイナスです。無限の長さの数直線上に、0.00000・・・はたった一点しかありませんよ。ただし、「様子を見る」という行為は決して何もしない消極性ではなく、能動的な戦略的価値判断の一つです。決断全てが果断である必要はありません。

 話し合いをしようとする態度は、個人の美徳の観点からは尊敬すべきものです。しかしながらそれを集団に適用すると、皮肉にも敗北をもたらす場合があります。すなわち、「合成の誤謬」です。

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Management

 人は組織的動物です。家族、学校、会社、趣味のサークルなど、人は何らかの組織に一つ以上属しています。二足歩行を始めてからどんなに知能が発達してきても、結局人は一人で生きていくことはできません。

 しかし人が複数集まれば、必ず利害関係が生じます。個々人の環境や志向が全く同一であることはないですし、たとえ同一だとしても、同一条件を並列させることは困難です。

 そこで、第三者が利害調整に入ります。それがManagerです。体育会系クラブでお茶運んでくれる人ではありませんよ。監督や上司などという人達です。Manageの原義は、「何とかする」という意味です。Leaderとも言い換えられます。

 個々の要望を100%聞きたいところですが、必ずそうとも行きません。たとえば二人の人物がそれぞれ100の要求をしてきたが、160しか満たせない状況があったとします。単純80ずつにすれば良いかというと、事情はそう簡単ではありません。片方の要望に将来性があれば100と60に分けて、組織としての利益を追求するとかがあります。そうすると、60とされた人からは当然不満が出ます。

 Managerは、不平を受けたり、恨みを買ったりします。しかしそれが、Managerの仕事です。組織としての最大公約数的幸福を追求するのが仕事です。

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機種変更と自由精神

 スマホの機種変更をしました。半額サポートプランの月だったので。現機種に不満があったわけではないのですが、まぁ、プランに乗っかっておこうかと。5Gを見据えると、いずれは機種変更しないといけないしなあと。特に5Gでしたいことはないんですが、時代へのcatch-upはしておこうかなと。取り残されて、付いていけなくなって、困った人にはなりたくないしね。

 携帯から始まったスマホの機種が何代目になるかは忘れました。機種変更したら、お役御免となった機種はすぐお店にリサイクルしてもらうので、記憶から消えます。 ただしメーカーはほぼほぼ、かつて大阪府南部に本社のあったメーカーとしてきました。 途中変えたこともありましたが、何か結局ここのが使いやすいかなと。

 キャリアは一貫しています。ていうか面倒なので一貫しているのですが、向こう側がよく変わってしまいます。「関西デジタルホン」で契約したのですが。最近は落ち着いているかな。

 何事も一度決めたら変えない方です。でも職は結構変わっていますがね。

 コロナ社会のため、Teams、Zoom、Google Meetなど、オンライン会議システムが急速に発達しました。PCだけでなくスマホにも入れられますから、机から離れられないということが大幅に減りました。合理性よりも精神性を大事にしたがる日本人にとっては劇的な変革でしょう。「居なければならない教」から解放されましたから。世の中を見渡すと、行為に意味を感じないのにそうしたがるのは、農耕民族精神によりそこに安心感からを求めるからなのか。いやはや。

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自由をこなす力と卒業研究

 学生さん達は、夏休み中です。教員って夏休みはヒマなんですかって? いえいえ、と~~んでもございません。むしろ、より忙しいほどです。夏休みの期間は、開講期間にできなかった研究を進めたり、次期の授業準備をしたりと、もう大忙しです。ねこねこ55の手も借りたいです。

 突然ですが、私、博士です。「士」とか「師」とかつく職業の人、つまり士/師族の一人です。略して「S族」にしましょう。S族には、博士、弁護士、司法書士、会計士、医師、歯科医師などなど、色々ありますね。これらS族に共通する能力は何か分かりますか?

 専門知識? それもありますが、もっと大事なものがあります。

 それは、「自由をこなす力」です。

 自由な時間を如何に有効に運用できるか、使いこなせるか、です。S族は、人に指示する立場であって、指示される立場ではありません。ということは、自らを律して自らを管理することが求められます。無論、指示することに驕るというのは、論外ですね。

 S族は、世間からそれぞれの分野でのリーダーシップを求められます。大学院生時代に、恩師によくよく教えられました。「判断し、決断し、実行する力」を求められます。その分、自由な時間裁量が許されています。

 その自由時間を如何に有効に消費できるかが、これら職業の人達のランキングに繫がるでしょう。

 自由を使いこなせない人は、S族を名乗る資格はありません。

 私は自身を忙しくすることもできれば、ヒマにすることもできます。ただし、怠ったツケは自分で償わなければなりません。S族は、生み出す結果が全てで、自己責任です。

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オリンピックとマスコミと価値観と人の幸せ

 そういえば、オリンピックが閉幕しましたね。結局ほとんど見ませんでした。いや別に、開催に反対とかではなく、単に興味がなかったのと、前期授業のまとめをしたり、後期授業の準備を考えていたりして、時間がなかったからです。

 自分の時間を大切にしたいお年頃になったので、特に必要でないことには時間を割かないようにしています。若いときは、見聞を広めようと、色んなチャレンジをしては色んな失敗を積み重ねてきました。無理な人間関係を構築しようとしては、失敗もしました。思い返すと後悔することや恥ずかしいこと、たくさんありますよ。

 でも、もう枠を広げるのは十分です。今後の人生は枠を絞って、一つ一つを大切に、かつ深く考えていくようにしています。嫌なことは断り、無理をせずに、着実に。

 自分は自分、他人は他人です。

 「艱難辛苦汝を玉にす」とは言われますけど、いやもう十分経験してきたとは思うんですよね。

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未だ木鶏たりえず

 世の中には、「俺すごいんだぞ!!」的な人がわりといます。話す言葉の節々に満ち溢れています。「あーそーですか、アナタの視界の世界ではそりゃアナタが一番ですよねー」、とは内心で。

 私、こういうことに感受性が高いんでしょうか。そこそこ学歴あることもあって、昔からよく挑んでこられますね。いや、別に興味ないんで、ご高説結構なんですけど・・・。

 私を倒しても自慢にはならないですよ。ククク・・・、私は四天王の中でも最弱・・・。残り三名が誰かはご想像にお任せします。

 さて高等教育機関に居ますから、私にとって教育と研究は車の両輪です。どちらが欠けてもなりません。ここではちょっと後者に着目しましょう。

 研究者は世界中を相手にします。ですから、「俺イチバン!!」なんてことを思える人は、まともな研究者の中には一人もいないと思います。イチバンなのは、神さまです。

 それに、イチバンて大変ですよ。その先の道は自分で切り拓いていかないとならないのですから。それも後ろから追い上げられるのを気にしつつ。いやー、大変だ。

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Making My Own Time

 以前から本の執筆を頼まれていました。本といっても、編著の一節なので数ページですが、商売繁盛なのは喜ばしいことです。6月末〆切でした。

 しかしながら開講中の多忙さに甘えて、〆切を延ばしていただき、先程やっと投稿しました。日頃から学生さん達には〆切遵守を言っておきながら、これではダメですね・・・。時間を守らないのは、信頼を失う一丁目一番地ですから。

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