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陸上部デビュー

 今年度から、部活顧問が陸上部へと異動になりました。弓道部で2年を過ごして、このままずっとかなと思っていたら、青天の霹靂でした。弓道経験も全くなかったのですが、陸上経験も全くありません。体育会系とは無縁の人生です。たぶん。

 ずっと同じ部活動を顧問されている先生が多数ですが、私は特定の部活動に拘りはありません。退職などの人事異動に対して、私のようなフリーダムの者は人事配置上必要不可欠かなと思います。

 その顧問デビュー戦として、5/15(金)~17(日)の3日間、「令和8年度福岡県高等学校総合体育大会陸上競技対校選手権大会南部ブロック予選会 兼 全国高等学校総合体育大会南部ブロック予選会」が行われました。名前長いですね。要はインターハイの予選です。高専は5年制なので、高校生扱いにできる3年生までが出場しました。

 試合会場は、久留米総合スポーツセンター内の県立陸上競技場でした。弓道部でお世話になった久留米アリーナの道路を挟んで西隣です。

 福岡県ではまず、地区ブロック毎に予選会をして、選抜されて県大会へと行きます。地区は、北部(北九州市など)・筑豊(飯塚市など)・中部(福岡市など)・南部(久留米市など)の4つです。県南端にある有明高専は、南部に属しています。南部の試合会場は必然的に、大都会久留米となりますね。

まずは記念写真。早朝の開催前ですが、初夏で日差しが眩しいので、サングラスです。
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デジタルで舗装されているということ

 歳を取って、忘れて思い出せないことが間々出てくるようになりました。「あれ何だっけ~?」と。忘れるということは、宜しくないものと思ってきました。

 若い頃は、嫌な思いを散々経験してきました。嫌な人間に散々会ってきました。忘れられないので、激しく憤ったものです。そこを乗り越えるしか道は無いと思っていました。乗り越えようしてと、角が立ったり傷ついたりしたものです。

 そんなことは今や遠い過去となり、今の人生には何の関係もなくなりました。今後関わることもないでしょう。思えば遠くに来たものです。忘れて差し支えない。

 そう、忘れられるということは、決して悪いことではないということが分かるようになりました。

 忘れたくない大事なことは、日々確認すれば良いのです。ボケ防止のためにね。

 そんな今日この頃、たまたまこんな動画に遭遇しました。へー、そうなんだー。まあ、心当たりはあるかなと。

 例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)の思い出です。大学院修士学生の時代、アナログのブラウン管に映し出される顕微鏡画像の保存には、ポラロイドフィルムでした。フィルム一枚に相応のコストを要しますから、画像を選んだものです。それが博士課程になると、光磁気(MO)ディスク記録で取り放題となり、ビックリしたものです。

 この旧年度末に、最新のSEMを見せていただく機会がありました。化学の世界から離れていったこともあり、縁が遠のいちゃって。今やPC中に瞬時に記録されますね。SEMの基本構造は変わっていませんが、何もかも便利なデジタル制御になっています。でも、ここから一体何を感じ、何を学び得るのだろうかという一抹の不安がよぎりました。

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思考の忍耐

 高専教育に最も欠けていると考えているものがあります。それは「思考の忍耐」です。

 高専教育は、5年間の完成教育を標榜しています。普通科高校+大学の計7年間より2年も短く完成を求めています。ですから、自ずと専門分野に特化した詰め込み的な教育体制となっています。

 高専教育は、高等教育を謳っています。高等教育と中等教育の最も大きな違いは、冒頭の思考の忍耐力を求めていることにあると思います。平たく言うと、読書です。本を読むことは読解力を要します。読解力とは、文章を辿りながら思考を整理し、それを自らの血肉として構築していくことのできる力です。

 とりわけ今は、インターネットとAIによる情報過多の時代です。ちょっと検索するだけで、必要な情報を得て、「一応の」解答を得ることができます。「一応の」と括弧書きを付けたのは、思考過程が無視されているからです。単に解答を押しつけられているだけで、人間の知的活動とはかけ離れているからです。俯瞰すると、行っていることは、原始時代と何ら変わりはありません。

 先に述べたように、賢い人とは、価値判断と道の選択ができる人と定義しています。押しつけられた解答だけで、これらができるとは到底思えません。売り家と唐様で書くだけです。

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7年目のGW

 早いもので、こちら有明高専に来て7年目となりました。そして7年目のGWです。7年目にして、ようやく落ち着けてきたなという感じです。

 過去のGWでは、授業資料作りに追われました。着任していきなりMaxの授業数でしたから。担当授業数はほぼ変わっていません。高専という慣れない環境での授業計画とその資料作りでした。過去例のない量のスライド資料をつくりました。

 研究室を立ち上げて、研究環境を整えるのに必死でした。部屋を確保し、改造し装置をセットアップしました。当時の学生さん達と右往左往しました。

 研究業績を上げるのに必死でした(※まだまだ現在進行形ですけどね)。高専だからといって、「大学とは違うから研究しなくてもいいや~」では、人間劣化するだけです。正式な業務の一つですからね。

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賢い人とは?

 私が思う賢い人の定義は、2つです。

・価値が分かる人

・正しい判断ができる人

です。

 価値が分かるから、正しい判断ができるので、これらは1つにまとめられるとも言えます。価値の対象は、物と者、両方です。つまり自分の五感へ信号として入ってくる全てのモノです。「正しさ」とは、自分の利益になるか否かです。人間、自我からは逃れることはできません。自我と社会の利益が一致することが望ましいですね。

 これらの礎になるのが、基礎知識であり、基礎学力であり、教養であると思います。学ぶ目的とは、正にこれです。

 マスコミの安易な喧伝のせいで、難しいクイズができる人、試験偏差値が高い人が賢いように思われてきました。かつて大宅壮一が喝破した一億総白痴化の極みです。しかし世の中は愚かではなく、今やマスコミの暴落は顕著です。断末魔と言いましょうか、その喧伝が特に最近激しいように見えます。まあ、断末魔にしか過ぎませんが。

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交通マナーアップ運動Again

 今年度は担任を降りた代わりに、学生主事室の学生委員に戻りました。そこで早速ですが、本日4/17(金)早朝の交通マナーアップ運動に参加しました。一昨年以来2年ぶりです。本運動は毎年4回、大牟田地区高等学校交通安全対策連絡協議会と大牟田警察署で実施している運動です。開催場所は大牟田駅です。JR側西鉄側両方で行っています。

 各校の担当回数は各2回ずつで、有明高専は4月と12月に担当です。学生会の担当学生4名と共に参加しました。

毎度西鉄側を担当しています。ちょうど通学時間帯ですが、自校の学生以外に配布しています。
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補講しています

 高専は、4年次からの編入学生を受け入れています。対象は主に、工業高校の対応する学科の生徒さんです。無論入学試験を課しますので、入学には相応の努力が必要となります。

 とはいえ高専と工業高校では、進度に格段の差があります。いくら優秀な編入学生さんでも、開講した途端、習ってないものばかりの集中砲火には耐えきれません。というわけで、正規授業の他に補講を用意しています。

補講しています。

 私が着任以来担当している電気磁気学(電磁気学)では、3年(3E)次の間にベクトル解析を済ませて、Maxwell方程式の一つである電界に関するガウスの法則(div D = ρ)まで導出しています。続く4年(4E)次では、Maxwell方程式を完成させて、その応用として表皮効果や電磁波を導いています。ローレンツ力を導く相対論的Maxwell方程式やゲージ変換は時間的に無理なので、希望者に補講しています。ここまでしないと収まりが悪くて。電磁波の反射と屈折、エバネッセント波、導波管(ヘルムホルツ方程式)は、専攻科1年(6E)次において、ネットワークアナライザの実習がてら講義しています。

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教育における哲学とゲーム

 昨今は、授業に関する管理が厳しくなっています。昔、特に大学の授業はいい加減なものが多かったです・・・よね? 授業内容とは全然違う話を聞かされたりしたものです。おいおい・・・と。

 まあこれは極端な例ではありますが、高等教育の授業というものは、評価はさておき、何らかの講師の哲学が入っているものです。なぜなら、高等教育の内容をすべてに渡って限られた授業時間内で終わらせるのは、実質的に不可能だからです。

 先の最終講義でも、講義や著書に哲学が入っているかを問われていました。

 例えば化学分野の有機化学。必修ですね。その世界から遠くに離れたところへ来た今でも、教科書は手元にあります。当時の教科書はモリソン・ボイド。これ全部を1年間で授業しきるのは不可能ですから、行き着くところは、「覚えておけ」でした。何章に何が書いているかまで覚えたものです。今でも記憶にあります。

この厚さを1年間で覚えました。今でも居室の本棚に置いています。
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羽ばたく飛車と角

 本日3/13(金)は、2025(R7)年度卒業式でした。創造工学科 エネルギーコース 6期生の卒業と共に専攻科 生産情報システム工学専攻 電気系 24期生の修了でした。修了する専攻科生とは、一昨年担任として送り出した4期生です。

研究室メンバーでの集合写真です。

 5名の修了生のうち、2名は鷹林研究室のメンバーである内藤 陽大君と野田 浩矢君でした。1学年上の古賀 永君、塚嵜 琉太君、福田 旺土君達が現在の土台を造り、次代の内藤君と野田君で飛躍を遂げました。2年前の2023年度、専攻科に残った福田君、5年生になった野田君内藤君が学会賞を取りまくって、研究室の快進撃が始まりました。

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3E担任も終了

 2/20(金)は、内藤君の表彰と共に3E担任として最後の日でもありました。今年度は初の3E担任として、51名もの学生さん達を率いました。いわゆる多感な高校3年生ですから、4E・5E担任とは違った忙しさでした。いやむしろ、4E・5E担任の方が楽でした・・・。夏休み学会ツアーを終えてからの9月の定期保護者面談は51家庭、永遠に続くのかと思いました。

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創造性は絶対善か?

 創造性、すなわちcreative mindが声高に叫ばれて久しいです。高専の授業においても創造性が重視され、ていうか学科の名称にも使われていますね。

 創造性は、私が研究者として今後も生き続けて行くために絶対に必要なものであることは間違いないです。しかし創造性は、学校教育に等しく取り入れなければならないくらいに全ての人々に必要不可欠なものなのでしょうか。創造性を発現するための手段としてコミュニケーション能力など殊更自分をアピールすることが求められる社会ですが、それが苦手な学生さんもいます。資源の少ない我が国にcreative mindが必要なのはよく分かります。しかしそれだけで良いのでしょうか?

 同じことを繰り返せるのもprofessionalです。授業でも言っています。そこに創造性はありませんが、世の中には必要不可欠な存在です。当然のことを当然に繰り返すことができるのも必要不可欠な能力です。古い例えで言うと、灯台守です。農耕民である日本人にとって、自己アピールは本来苦手なことではないかと思います。上述の学生の能力が低いかというと、そんなことはありせん。形のある仕事はできますし、まじめで責任感もあります。安心して仕事を任せられるタイプです。

同じことを繰り返せるのもprofessionalです。
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学力入試から仙台へ

 2/8(日)は、全国的に寒波の日でした。こちら有明もご多分に漏れずに朝から吹雪いていました。そんな寒い中、衆議院議員他選挙と共に本校本科入試が行われました。

 高専本科の入試は、推薦と学力の2種類で行われます。推薦は、所属中学校からの書類を元に面接審査されます。学力は通常の筆記試験ですが、国立高専では全国統一のマークシート方式となっています。この全国統一問題の特徴を活かして、「最寄り地受験」という制度があります。有明へ志望であっても遠隔地の受験生は、現地本校に来なくても最寄りの他高専を受験会場にできるという制度です。逆ももちろんです。有明には全国高専でも数少ない建築(A)コースがあるため、遠隔地から志望する人が多いです。加えて情報システム(I)コースもCDECで昨今イケイケです。我がエネルギー(E)コースはどうでしょうか。まあ、有明は総合学科制を採っており、2年次後期からの専門コース配属となりますけどね。

 推薦と学力の募集人員比は各校によって異なり、有明では約6:4となっています。推薦は先月に済んでいます。つまり定員200名のうち約120名は決定していますので、残り約80名の枠を今回の学力試験で争うわけでした。

 寒波積雪で受験に支障があるかと心配されましたが、幸い問題はありませんでした。有明へ至る道は急な坂になっていますが、スタッドレスタイヤは完備しています。ちなみに選挙は、不在者投票を事前に済ませていました。

校門に雪が積もっています。
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