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車の両輪

 大学は研究と教員の機関です。しかしながら大学教員の中には、教育を疎かにしている人達が残念ながら一定数います。企業からの天下り先としか考えていない人もいます。一部の企業では研究職には役職定年があり、研究を続けたいがために大学へ転職する人がいます。教育なんて二の次です。

 一方、高専は教育と研究の機関です。同じ高等教育機関ではありますが、制度上順番が逆になっています。しかしながら高専教員の中には、研究を疎かにしている人達が残念ながら一定数います。

 大学では卒業研究は生活の一部であり、朝から晩まで研究室で過ごします。一方高専では授業科目の一つの扱いです。しかしながら実験研究が決まった時間内に終わることはまずないので、事実上は大学とあまり変わらなくなります。

 高専では、卒業研究を大学並みに頑張る学生さんもいますが、自習時間のように過ごす人もいます。後者は卒業研究の意味、ひいては高等教育の意味を理解していないと思われるので、手の届く範囲でその意義を説いています。

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CO2削減と数字のマジックと学者の仕事

 私、鉄道配線を見るのが三度の飯よりも好きです。

 母方の祖父が鉄道マンであり、両親が共働きだったこともあって、日中は祖父母宅にほぼいました。そんなわけで鉄道関係のものは周りにありました。

 とはいっても、車両にはほぼ興味はなく、いわゆる撮り鉄的な趣味はありません。一番列車に乗りたいとか、最終列車に乗りたいとかという趣味もありません。

 ただ、配線、ダイヤ、都市計画といった土木建築的なところにとても興味があります。

 なぜそうなったか? 自分でもよく分かりません。一番研究対象として興味深いのは、実は自分自身じゃないかと最近思うようになりました。

 さて、日常訪れるサイトに面白い記事がありました。

 鉄道がCO2削減の絶対的施策・・・とは必ずしも言えないんですね。とても勉強になりました。

 これって、官僚さん達がよくやる数字のマジックですかね。報道的に言うと、「ある政策を推し進めたいための数字のごまかしだ!!」と憤る人もいるでしょう。この場合も出てくるのかな? Double standardが好きな人達。

 しかし思うに、これって高度な政治は謀らず単純に資料をまとめただけで、そこまで深く考えていなかっただけなんじゃないかなーと。

 深く考えることは、学者の仕事ですから。

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真空復旧作業

 IVC-22@札幌で一週間留守にするので、安全のため、研究室はブレーカーからOFFにしていました。当然、真空装置もOFFです。我らがPA-PECVDは超高真空仕様で、常時ポンプで真空に引き続けておかなければならないのですが、留守中にトラブルがあっても帰ってこられる距離ではないので、バルブを封じ切ってOFFにしていました。

 会議も無事に終わり、帰ってきたので、復旧作業開始です。外は台風14号の強風が凄いですが。停電にはなっていないので、助かります。祝日でさらに台風で交通機関は皆ストップしていますので、学生さん達はお休みとして、一人で作業です。

ブレーカーから落としていますので、研究室は真っ暗です。

 それなりの装置なので、停止しておいても大気圧(1013 hPa = 1.013 x 105 Pa)まで落ちることはないですが、それなりには悪くなります。

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第3種放射線取扱主任者になりました

 先月の講習を経て、「第3種放射線取扱主任者」の免状が届きました。

 何ができるかというと、SPring-8SAGA-LSHiSORなどの放射光実験施設を利用登録する際に、手続きが楽になるということです。

 「それだけ?」と思うかもしれませんが、放射線は人体に宜しくないので、手続きは大変なんですよ。

しろまるひめかっぽんと一緒に記念撮影です。

めでたし、めでたし。

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知性を考えてから・・・

 定山渓温泉では露天風呂に浸かり、美しい風景を見ながらストレッチしていました。露天風呂での柔軟は効くんですよねー。

 良い具合に身体もほぐれたので、札幌駅に逆戻りしました。

 大きな駅には大きな本屋さんが付きものです。大阪駅の紀伊國屋書店、博多駅の丸善など。ここ札幌駅では三省堂書店でした。そこで、三省堂書店をぶらぶらとブックハンティング。何か面白そうな本はないかなーと。

これにしました。

 そうするうちにweb会議の頃合いになったので、ホテルに戻りました。

 そして会議が終わり、そろそろ日も暮れてきたので、食事に出かけました。今日はラーメンにしとこうかな。

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定山渓に来て知性を考える

 本日私は一人、定山渓温泉に来ました。札幌市の南端にある奥座敷です。夕方からまたweb会議ですので、朝から出かけました。

札幌駅バスターミナルを出発です。
バスで80分ほど揺られてやって来ました。交通は至便です。

 学会では、学生さん達には自由行動させています。私も学生時代にそう教えられてきましたし。何を聴講し、何を学ぶか、そしてどのように時間管理するかは、自分自身で決めてもらっています。大枠の目標は示していますから、そこに向けてどう歩んでいくかは彼ら次第です。まあ、その大枠はわりと厳しいようなんですけどね。

 学歴を積んで知的職業に就くことに対して最も必要なことは、やたら難しいことが分かるようになることではありません。テストで良い点を取ることでもありません。また、それらを自慢することでもありません。

 自分自身をコントロールできるようになることです。

 これは残念ながら、今までの人生で高専生(有明に限らず)という者達を見て来て、彼らに最も欠けているものです。

そうだ、一休みしよう。
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発表(一日目)です

 IVC-22@札幌です。初日9/12(月)は早速、私の口頭発表と学生さん(5E 古賀君)のポスター発表でした。私がまず露払いをしてですね、夕刻の古賀君がメインとなりました。

 会場の札幌コンベンションセンターは、ガチな国際会議場で、とても立派な建物です。こういうところでしゃべらせて頂くのは光栄ですね。

 発表は、相も変わらず、適当な準備で適当な英語で済ませました。すいません。資料作りに専念する時間がなかったもので。

 とはいえ、無難にこなせたんじゃないかなーと思います。こういうガチな国際会議で、有名大学の人達に交じって高専の人間がしゃべるというのは物珍しいかと思います。でも、決して負けていませんよ。

 しかしですね、一つネタを仕込んでいたのですが、見事に滑ってしまいました。若干凹みました。

発表開始です。オンラインとのハイブリッド開催なので、マイク使用が必須だったのですが、忘れています(その後すぐ注意されました)。普段の授業のノリのままでした。ハイブリッド方式は慣れないです。写真では人が少ないように見えますが、写っていないところにわりといました。
北海道まで来て何ですが、会場の向かいにコ○ダ珈琲店があったので、発表後の昼食はそこで味噌カツサンドにしました。なお、これは普通サイズです。
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北海道に来ました

 先週は、4E担任として保護者懇談会を行いました。33名の学生さんの親御さん達とそれぞれ面談をしました。我がクラスは皆さんいずれも優秀な学生さん達でして、担任として楽させてもらっています。ただしそろそろ進路のことを考えて頂かないといけないので、そのお話をという感じでした。

 さてそんな仕事を終えてまして、次なるこの1週間は北海道は札幌で国際会議です。IVC-22 (International Vacuum Congress、国際真空会議)というガチの国際会議です。遊びに行くわけではありません。決して。決してですよ。

 私と学生さん達それぞれの日頃の研究成果を発表します。

 日常の研究活動って、ひたすら地味なものです。でも研究で根を詰めるだけではダメですね。楽しむときは楽しみましょう。お仕事としてね。

毎度おなじみ福岡空港です。今回は北海道の航空会社AIR DOで行きます。奥の黒いのは、我らが北九州のスターフライヤーですね。色が対称的です。
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高周波伝送と図書館と知的視野

 今年度は4E担任だけではなく、図書館運営室室員も仰せつかっています。有明高専図書館では毎年新しい本を入れるのですが、今年はその選定の担当となりました。

 「学生さん達にとって何が良いかな~」と、Amazonなどをザッピングしながら適切な本を探していると、David M. Pozarの「Microwave Engineering」の邦訳が出ていることを知りました。ちょっと高かったですが、早速手に入れました。原書と邦訳をセットで揃えるのが好きなものでして。論文等を執筆する際には、英語が基本言語ですので原書が必要なのですけれど、日常読むのはやはり日本語の方が早いです。

原書と邦訳、両者揃い踏みです。

 会社員時代、業務の都合で高周波伝送とそのプラズマについて勉強しました。全く未知の分野でしたので、この本と中島 将光先生の「マイクロ波工学」で必死に勉強しました。自分で本を読むだけでは分かりませんので、実務的なことは同僚だった大井 克己さんに都度教えて頂き、学問的なことは橘 邦英先生(京都大学名誉教授)の知遇を得て、進めていくことができました。ただただ、運が良かったです。

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