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県境を散歩 de 地元学

 休日、お息子さんと県境を散歩しました。お息子さんは、マイカーでのお散歩が大好きです。ただし、エンジンが元気でないとなりませんけど。

 福岡県大牟田市と熊本県荒尾市の県境は、地元の人でない限り、まず分かりません。大「牟田 (※湿地の意)」と「荒」尾ですから、古代は諏訪川の湿地と荒地で、境を厳密に定める必要がなかったのでしょうか。現に、主要街道(豊前街道)は山間部の南関町を通っていました。関があったから、南側の関ということで南関なのですね。北関は国境を挟んだ北隣(筑後国)の、福岡県みやま市山川町北関です。

 こういう境界はわりと好きです。でも思い返すと、昔からというわけではありません。

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シューフィッター

 シューフィッター(shoefitter)さんに適切な靴を選んでもらおうと、熊本に出かけました。

 腰が悪いもあって、靴にはお金をかけています。ていうか、人は下半身に行くほどお金をかけるべきだと思います。

 世の人の多くは上に行くほどお金をかけますが(肌に化学薬品塗ったり傷つけたりですね)、それは見た目の話。健康とそれに付随する快適な生活と人生を考えれば、ベクトルは逆向きにすべきだと思います。脚も第二の心臓と呼ばれています。

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肩幅とブランド

 夏用ジャケットのレパートリーが少ないので、紳士服屋さんに買いに行きました。

 工業系教員ですから作業服で徹しても良いのですけど、座学なんかはジャケット系が良いかな~と。スーツだとチョークの汚れが目立つし。紋付羽織袴も違いますよね。

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DIYと接着剤と化学とタワシ

 DIYのために強力な接着剤を買いました。作業したのは良いのですが、手に接着剤がべっとりと付いてしまいました。しかも黒色なので、見た目最悪。

 接着剤のねちょねちょが固まらないうちは洗いにくいので、手術開始前のお医者さんのように両手を上げて一眠り。「今からオペを開始します」的な。

 眠りながら、元来化学の人なので脳内で適切な薬品を探します。とりあえずアセトンかな・・・。

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ピアスと電気的身体安全

 有明高専ではピアスは校則違反で禁止です。ダメですよ。

 でもこちらに来るまでは、ピアスは特に気にしたことなかったです。九州では流行ってるんですか~? まあ、日本は広いからなあ。

 私はピアスの人が近くにいると、「電気的に」安心します。誤解を招かないように説明しましょう。そう、説明しよう!!

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散髪とヘアスタイル

 月イチのペースで散髪に行きます。しかし多忙な今月は行きそびれてそのペースが崩れてしまい、ようやく先週末日曜日に行くことができました。

 散髪は流行の店やチェーン店ではなく、近くの昔ながらの個人店に行きます。一度見つけるとずっと通います。これまでの人生、全国津々浦々で過ごしてきましたが、通った散髪屋さんの数は、一見さんを入れても一桁です。かつて大学進学のために郷里広島呉市を離れ、11年後に広島大学@東広島市の研究員として戻ってきたときは、高校時代に通っていた散髪屋さんにまた落ち着きました。もちろん東広島市にも散髪屋さんはあったのですが、月イチ実家に帰るついでに髪を切ってもらっていました。

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学会へGo!!

 学会に登壇します。5年間企業人やっていましたから、久しぶりです(※機密がありますからね)。「日本学術振興会(JSPS) プラズマ材料科学第153委員会」という、権威あるところです。

4/23(金) 日本学術振興会(JSPS) プラズマ材料科学第153委員会 第150回記念研究会 『2030年のプラズマ材料科学とその先を見越す』

http://plasma153.org/meetings/data/150.html

です。

 トリのパネルディスカッションに出ます。

 そうです、舞台デカすぎです。スパルタなリハビリです。

 こりゃ、ド緊張しますね。どうしたものかしら。高専のプラズマの先生方、偉そうにしてすいません。

 「フトンが吹っ飛んだ・・・」なーんてこと言える雰囲気ではないですな。

 頑張ります。生暖かく見守ってください。

続・あれから10年

 前回の続きです。震災後しばらくの間は、みんなで電気通信研究所に集まっては、片付けや買い出しをしていました。週末などの空いた時間は、区役所に行ってボランティア活動をしていました。区役所は大勢のボランティアで溢れかえっていました。

 自宅の電気は比較的早く復旧しました。たまたま自宅にいて、コンセントに差しっぱなしだった掃除機が突然動き出してビックリしたものです。ガスもプロパンガスだったので、問題なく。被害は比較的軽い方で幸いでした。

 仙台の街を東に迂回するように、国道4号線バイパスが通っています。前回述べた東二番丁通りが旧4号線です。バイパスのすぐ東脇に、「浪分神社」という小さな神社があります。「江戸時代初期に起こった地震津波がここまで来たよ」という印として建てられたものだそうです。つまり、「子孫の皆さん、ここから東は危ないよ」ということです。

 しかしながら時は流れて、開発はいつの間にやら海岸線にまで達していました。

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あれから10年

 早いもので、2011年3月11日から10年経ちます。東日本大震災の日です。

 当時私は東北大学 電気通信研究所に博士研究員として勤務しており、当日は大阪大学 産業科学研究所の先生方を招いての共同研究会でした。私は大学院生達とともに聴講者の一人でした。午後からでしたが、学生が一人寝坊をしていたので、「早く来いよ~」と連絡していました。当時の光景は今でも覚えています。良い天気でした。

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経済と衰亡史

 読書の閉講期、長沼伸一郎氏の「現代経済学の直感的方法」を読破しました。氏の著書を知る人は多いと思いますが、特にこの本は抜けて面白く、夢中で読みました。特に最後の9章は歴史に残る白眉だと思います。

 いつの頃からか、生涯学習テーマの一つとして、「組織の衰亡」を志しました。人間は社会的動物である以上、必ず何らかの組織に属します。大きいところから、国家、職場 & 学校、地域、家族の順です。人生に貴族的余裕があれば、是非とも師を得て学びたいなぁと思うところです。

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翻訳と教科書

 先日、Feynmanさんの「Lecture on Physics」の原書を買いました。言わずと知れた物理学の名著です。

 「今更かよ?」と思うかもしれませんが、日本語訳は昔から持っています。とはいえ、どうにも訳に馴染めずに活用できていませんでした。この度、思い切って大人買いしました。

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