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MMTと人新世と真の豊かさ

 春休みの読書、斎藤 幸平先生の「人新世の『資本論』」を読みました。頭の中で長年もやもやしていたことを氷解させることができました。非常な名著だと思います。

 遠回りに感想を述べていきます。

 前職では会社で働いていました。会社の目標と言えば、取りも直さず、「利益を上げること」です。利益を上げて、共に働く仲間達と生活を豊かにしていくことです。一見、至極当然のことだと思いますが、心の中はもやもやし続けていました。それは、「どこまで行ったら、我々は豊かになるのか?」ということです。

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熊本城雑感

 先の休日、ファミリーで熊本城に行きました。

熊本城天守閣でござる。

 熊本県民なので、やはり熊本城にご挨拶はしておかないとですね。地震のためとはいえ、遅ればせなんですけど。でも、家のテレビでは熊本県域放送の映りが悪いんですよねー。福岡県はおろか、佐賀県の放送まで入るのに。

 実は私、熊本城は2回目です。学生時代最後の学会(電気化学会第72回大会)が熊本大学であったので、そのついでに見学していました。電気化学を離れて幾久しいですが、今も研究のベースには電気化学の考え方があります。当時九州新幹線は全通していなかったので、博多からリレーつばめに乗って。まさか途中の大牟田で働くことになろうとは、全く思いもしませんでした。

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オレンジジュースとリンゴジュース

 子供の頃、まだオレンジ自由化(1991年)がなかったころのお話です。米国からの牛肉とオレンジの輸入自由化要求は、当時大変な社会問題となっていたのを記憶しています。結局自由化は実行されて、以降、農産物のブランド化が推進されて、現在に至ります。

 翌1992年にオレンジ果汁の輸入自由化がされるまで、オレンジジュースは高嶺の花でした。現在は果汁100%が当たり前で、しかもコンビニで手軽に安く買えますが、当時は100%なんて高級品でした。

 しかし年に数回、オレンジジュースを無料で飲みまくることができるイベントがありました。某家電メーカーの小売店が、地域店共同で行う製品の「展示会」です。そこはメーカー新製品の一大展示販売会で、まだ高度成長の余韻の残る時代でしたから、毎回毎回の新製品は注目でした。それと同時に、サービスでオレンジジュースを無料で飲むことができました(※100%だったかは実は不明)。新家電とオレンジジュース、我が家の一大イベントでした。

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東北大学出張中2

 無事装置の調整を終えて、帰路の飛行機までの時間、仙台市内を観光しました。

仙台藩祖伊達政宗公の廟所である瑞鳳殿を参詣しました。学生さん達は仙台に初めて来たので、ここは外せませんね。
政宗公騎馬像にもご挨拶。
仙台空港内の東日本大震災時津波到達地点の印。当時を東北大学内で経験した管理人にとっては、記憶が生々しいです。その後の米軍のトモダチ作戦で空港は綺麗に原状回復され、津波跡のシミは一切残りませんでした。米軍の凄さに驚いたものです。

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動画配信サービス

 この度我が家では、とある動画配信サービスと契約しました。

 理由は単純で、「はたらく細胞」と「PUI PUI モルカー」が見たかったからです。

 経営幹部の指示により、有料BS放送は解約して、こちらにしました。日常忙しくて、結局カープ中継もなかなか見られなかったし。

 ちょっと時代に遅れてしまい、今更という感じですが、すごいですね~、動画配信サービスって。何でも見れちゃう。

 タブレットやスマホではなく、Chromecast with Google TVを介して、テレビの大画面で楽しみます。

 時代は移り変わります。

  • 芝居、コンサート・・・ 見たかったら、この日時にこの場所に来い。
  • 映画      ・・・ 見たかったら、この日時にこの場所に来い。ただし、機会は多く用意する。
  • テレビ     ・・・ 見たかったら、この日時に家に居ろ。
  • ビデオ     ・・・ 見たかったら、この日時に録画して、後で見ろ。もしくは店に借りに来い。
  • 動画配信    ・・・ 見たかったら、好きなときに選んでね。

 まあでも生の迫力、芝居やコンサートはなくなることはないでしょう。授業も同じです。

 選択肢っていうものは、多くあるに越したことはありません。少ないと、不正の温床になりますから、適度な競争原理は必要です。

 そんな大量情報時代を生きる私達に大切なものは、「情報を如何に取捨選択するか」です。

 情報に流されるのではなく、情報を楽しめるように勉強しましょう。

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点灯管 for 蛍光灯

 この年末年始は、ファミリーの実家で過ごしています。仕事もこちらでです。残念ながら、著名な文学者が温泉旅館に長期滞在して傑作を執筆する、というイメージではありません。

 ここの蛍光灯が軒並み点かなくなっていて暗かったので、調べてみたところ、点灯管が切れていました。蛍光灯本体ではありませんでした。異界の者との戦闘での定番ネタ、「本体はあっちか!!」的な。

 蛍光灯って、放電現象によって光らせているんですが、これを開始させるにはちょっと高い電圧が必要です。単純に100 Vをかけただけでは、光りません。一度点いてしまえばそんな高い電圧は要らないのですが、「明日から本気を出す!!」的なモチベーションが要ります。そのモ○スターエナジーが、点灯管です。

 そうでないと、簡単に光る、つまり、世の中熱いハートのやる気人間ばかりとなって、疲れますよね。

 最新の点灯管は、トランジスタを利用した昇圧回路でできています。電子点灯管、と呼ばれています。トランジスタは基本壊れませんので、非常に長生きです。ただし、300円程度でちょっとお高いです。回路も難しいです。

 でも今注目したいのは、バイメタルを使った基本的な点灯管の方。50円程度とお安い。いやねぇ、よくこの仕組みを思いついたなあと、つくづく感心します。ピ○△ラスイッチ的な賢さがあります。

(※電子点灯管の価格は6倍でも、寿命は10倍なので、投資するなら電子点灯管かな。)

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仕事納めと年賀状すまん!!

 今年も24(金)まで授業詰めで、怒濤の如く終わりました。

 この後期は、新規担当科目(5E 信頼性工学5CL 電気工学基礎II4E エネルギー工学演習)の上に、初の卒業研究(5E 卒業研究II)があります。そして研究設備を整えるために予算確保に奔走。

 もう、年賀状を用意する余裕が全然ありませんでした。去年もでしたけど、今年はさらに。

 すいません、遅れて届きます。年末年始は年賀状をデザインしながら、年初の授業準備(ノД`)。あと、もう一息。

 というわけで、来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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仙台味噌

 グルメシリーズ第3段!! 仙台味噌です。1はこちら。 2はこちら。

 研究者という職業人は、博士号を通行手形にして、己の才覚のみを頼りに世界中を回って武者修行をし、自身を磨いていきます。「もののふ」ですね。終身雇用制がまだ制度としても脳裏の深層心理としても存続している日本人の感覚からすれば、不思議な人種ですね。

 転職数が多いことは日本人未だ大多数の感覚からは敬遠されがちですが、世界的には歓迎されます。だって、行先の相手が才能を認めてくれないと転職できないんですから。

 頼るべきは己のみ。相手が大金を支払っても良いレベルになるように、日々研鑽していくまでです。

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ドライクランベリー

 ドライフルーツは美味しいですが、量が少なくて高いのが難点です。

 しかしその中のクランベリーは、一粒が小さくて数があり、お得です。ハマる味です。

 クランベリーの赤い実♪

ふるさと納税で手に入れた有田焼のお皿と共に。

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後期授業始まりました

 今週から後期授業が始まりました。

 2ヶ月の夏休みがあり(※仕事自体は休みではない!!)、久しぶりに90分授業フルでしゃべりました。2コマもあったら、もうその日はささっと帰宅して爆睡です。

 後期となり、2年生のコース配属も決まりました。顔合わせは予定が合わず欠席しまして、かつ2年生の専門授業も担当していないので、2Eの皆さんとはまだ面識なしです。

 カバンを買いました。貨物列車っていいですよね~。

カープ坊やと共に。

 それにしても、計画的に仕事をやっていかないと、こなせないですー。

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話し合いと合成の誤謬

 現代の初等教育では、「話し合い」や「民主主義」ということがほぼほぼ絶対善として教えられてきています。そして、これらに真っ向から公然と異を唱える人はまずいないでしょう。しかしこれらは果たして、絶対善なのでしょうか。そもそも世の中に、絶対善というものはあるのでしょうか。

 危ない話ではありませんよー。

 と言いますのも、ビジネスの世界に入ると、話し合いでは話がつかない場合がほとんどです。ビジネスは怜悧な生存競争であり、そもそも競争から離れて生きていくことはできません。満足する食料も金銭も、無限に天から降っては来ません。

 話し合いとは本質的に時間のかかるものですから、その時間を費やしているうちに負けて失ってしまいます。必要なのは、「決断できる」ことです。それが的確なものならばbestですが、的確じゃない場合でもbetterです。後者では、例えば後にやはり改善しようなどと、ベクトルの方向は違っても有限で何かしら物事が動きますから。ゼロベクトルでは決して勝てません。「勝てなくてもゼロなら良い」という考えは、身勝手な安全保障の思い込みであり、世の中の結果はまずもってプラスかマイナスです。無限の長さの数直線上に、0.00000・・・はたった一点しかありませんよ。ただし、「様子を見る」という行為は決して何もしない消極性ではなく、能動的な戦略的価値判断の一つです。決断全てが果断である必要はありません。

 話し合いをしようとする態度は、個人の美徳の観点からは尊敬すべきものです。しかしながらそれを集団に適用すると、皮肉にも敗北をもたらす場合があります。すなわち、「合成の誤謬」です。

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