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真空復旧作業

 IVC-22@札幌で一週間留守にするので、安全のため、研究室はブレーカーからOFFにしていました。当然、真空装置もOFFです。我らがPA-PECVDは超高真空仕様で、常時ポンプで真空に引き続けておかなければならないのですが、留守中にトラブルがあっても帰ってこられる距離ではないので、バルブを封じ切ってOFFにしていました。

 会議も無事に終わり、帰ってきたので、復旧作業開始です。外は台風14号の強風が凄いですが。停電にはなっていないので、助かります。祝日でさらに台風で交通機関は皆ストップしていますので、学生さん達はお休みとして、一人で作業です。

ブレーカーから落としていますので、研究室は真っ暗です。

 それなりの装置なので、停止しておいても大気圧(1013 hPa = 1.013 x 105 Pa)まで落ちることはないですが、それなりには悪くなります。

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第3種放射線取扱主任者になりました

 先月の講習を経て、「第3種放射線取扱主任者」の免状が届きました。

 何ができるかというと、SPring-8SAGA-LSHiSORなどの放射光実験施設を利用登録する際に、手続きが楽になるということです。

 「それだけ?」と思うかもしれませんが、放射線は人体に宜しくないので、手続きは大変なんですよ。

しろまるひめかっぽんと一緒に記念撮影です。

めでたし、めでたし。

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知性を考えてから・・・

 定山渓温泉では露天風呂に浸かり、美しい風景を見ながらストレッチしていました。露天風呂での柔軟は効くんですよねー。

 良い具合に身体もほぐれたので、札幌駅に逆戻りしました。

 大きな駅には大きな本屋さんが付きものです。大阪駅の紀伊國屋書店、博多駅の丸善など。ここ札幌駅では三省堂書店でした。そこで、三省堂書店をぶらぶらとブックハンティング。何か面白そうな本はないかなーと。

これにしました。

 そうするうちにweb会議の頃合いになったので、ホテルに戻りました。

 そして会議が終わり、そろそろ日も暮れてきたので、食事に出かけました。今日はラーメンにしとこうかな。

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定山渓に来て知性を考える

 本日私は一人、定山渓温泉に来ました。札幌市の南端にある奥座敷です。夕方からまたweb会議ですので、朝から出かけました。

札幌駅バスターミナルを出発です。
バスで80分ほど揺られてやって来ました。交通は至便です。

 学会では、学生さん達には自由行動させています。私も学生時代にそう教えられてきましたし。何を聴講し、何を学ぶか、そしてどのように時間管理するかは、自分自身で決めてもらっています。大枠の目標は示していますから、そこに向けてどう歩んでいくかは彼ら次第です。まあ、その大枠はわりと厳しいようなんですけどね。

 学歴を積んで知的職業に就くことに対して最も必要なことは、やたら難しいことが分かるようになることではありません。テストで良い点を取ることでもありません。また、それらを自慢することでもありません。

 自分自身をコントロールできるようになることです。

 これは残念ながら、今までの人生で高専生(有明に限らず)という者達を見て来て、彼らに最も欠けているものです。

そうだ、一休みしよう。
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発表(一日目)です

 IVC-22@札幌です。初日9/12(月)は早速、私の口頭発表と学生さん(5E 古賀君)のポスター発表でした。私がまず露払いをしてですね、夕刻の古賀君がメインとなりました。

 会場の札幌コンベンションセンターは、ガチな国際会議場で、とても立派な建物です。こういうところでしゃべらせて頂くのは光栄ですね。

 発表は、相も変わらず、適当な準備で適当な英語で済ませました。すいません。資料作りに専念する時間がなかったもので。

 とはいえ、無難にこなせたんじゃないかなーと思います。こういうガチな国際会議で、有名大学の人達に交じって高専の人間がしゃべるというのは物珍しいかと思います。でも、決して負けていませんよ。

 しかしですね、一つネタを仕込んでいたのですが、見事に滑ってしまいました。若干凹みました。

発表開始です。オンラインとのハイブリッド開催なので、マイク使用が必須だったのですが、忘れています(その後すぐ注意されました)。普段の授業のノリのままでした。ハイブリッド方式は慣れないです。写真では人が少ないように見えますが、写っていないところにわりといました。
北海道まで来て何ですが、会場の向かいにコ○ダ珈琲店があったので、発表後の昼食はそこで味噌カツサンドにしました。なお、これは普通サイズです。
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北海道に来ました

 先週は、4E担任として保護者懇談会を行いました。33名の学生さんの親御さん達とそれぞれ面談をしました。我がクラスは皆さんいずれも優秀な学生さん達でして、担任として楽させてもらっています。ただしそろそろ進路のことを考えて頂かないといけないので、そのお話をという感じでした。

 さてそんな仕事を終えてまして、次なるこの1週間は北海道は札幌で国際会議です。IVC-22 (International Vacuum Congress、国際真空会議)というガチの国際会議です。遊びに行くわけではありません。決して。決してですよ。

 私と学生さん達それぞれの日頃の研究成果を発表します。

 日常の研究活動って、ひたすら地味なものです。でも研究で根を詰めるだけではダメですね。楽しむときは楽しみましょう。お仕事としてね。

毎度おなじみ福岡空港です。今回は北海道の航空会社AIR DOで行きます。奥の黒いのは、我らが北九州のスターフライヤーですね。色が対称的です。
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高周波伝送と図書館と知的視野

 今年度は4E担任だけではなく、図書館運営室室員も仰せつかっています。有明高専図書館では毎年新しい本を入れるのですが、今年はその選定の担当となりました。

 「学生さん達にとって何が良いかな~」と、Amazonなどをザッピングしながら適切な本を探していると、David M. Pozarの「Microwave Engineering」の邦訳が出ていることを知りました。ちょっと高かったですが、早速手に入れました。原書と邦訳をセットで揃えるのが好きなものでして。論文等を執筆する際には、英語が基本言語ですので原書が必要なのですけれど、日常読むのはやはり日本語の方が早いです。

原書と邦訳、両者揃い踏みです。

 会社員時代、業務の都合で高周波伝送とそのプラズマについて勉強しました。全く未知の分野でしたので、この本と中島 将光先生の「マイクロ波工学」で必死に勉強しました。自分で本を読むだけでは分かりませんので、実務的なことは同僚だった大井 克己さんに都度教えて頂き、学問的なことは橘 邦英先生(京都大学名誉教授)の知遇を得て、進めていくことができました。ただただ、運が良かったです。

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第3種放射線取扱主任者講習

 学生さん達は週明けから、国内で最も有名な放射光実験施設であるSPring-8で夏季実習です。放射光実験設備は、常時超高真空状態に維持されています。残念ながら有明高専では真空工学の専門授業科目が設定されていませんが、真空はあらゆる工学に欠かせないものとなっていますので、行って学んでもらうことにしました(私はお留守番、ていうか減らない山盛りの仕事)。身近な掃除機やインスタント食品(フリーズドライ)から最新の半導体デバイスの加工まで、真空工学は欠かせない工学です。

 一方私は東京でこの土日の2日間、第3種放射線取扱主任者の講習を受けました。時間が定められた法定講習なので、2日間カンヅメでした。この講習は東京でなくても全国各地で行われているのですが、何せ高専教員というものは時間が取れません。ようやくスケジュールを合わせられたのが、今回でした。

案内板です。日付は止まったままで、間違っています。

 何でこの資格かと言いますのも、↑の学生さん達派遣にあたり、校内に放射線取扱主任者を置かなければならかったのですが、そんな人は校内におらず何かと手続きに苦労しましたので、私が取ることになりました。まあ実質、鷹林研究室しか必要のない資格なので。

 これまで放射光実験施設はバリバリ使ってきました(表現が古臭いかな・・・)が、その都度の手続きは人任せでした。んー、責任を取らねばならないお年頃になったということですね。

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