人生色々紆余曲折がありまして、プラズマやっています。火・雷・オーロラがプラズマの代表例ですが、これもプラズマだったんだとふと思い出しました。まだ小さかったので記憶はほぼありませんが、曲だけはとても印象に残っています。今の50代の人達がストライクでしょうね。最近も流行っているんですね。
今月は楽だと思ったんですが、あっという間の仕事の山積にちょっともう・・・。
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10/31(火)、愛知県名古屋市の名古屋国際会議場で行われた2023年日本表面真空学会学術講演会に行ってきました。前日10/30(月)に前乗りにしましたが、授業が入っていましたので、最終の新幹線で向かいました。
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九州大学 大学院総合理工学府の山本 圭介先生のご指導によりまして、同筑紫キャンパス内のグローバルイノベーションセンター(GIC)内のクリーンルームで、研究対象のDLCをデバイス化しました。DLCのエレクトロニクス応用は、研究テーマの柱の一つです。
本校には残念ながらデバイス作製の環境がありませんので、この夏休みにGICへ都度出張しました。車で1時間程度の距離なので、助かりました。東北大学の研究員時代はぜーんぶ揃っていましたが、独立して一国一城の主となった以上、自分で開拓していかねばです。
電気特性を測定する装置は持っていますので、どんどん行っていきます。
来月末の2023年度 応用物理学会 九州支部 学術講演会で発表予定です。
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PA-PECVD装置みすぼ号のターボ分子ポンプ(Turbo Molecular Pump, TMP)の調子が悪くて、何やかんや対応してたらイオンゲージ真空計が切れてしまいました。「切れる」とは、イオンゲージのフィラメントが断線することです。イオンゲージも俗称でして、正式には「B-A (Bayard-Alpert) ゲージ」言います。
イオンゲージのフィラメントに電流を流すと、加熱されます。加熱されると、そこから熱電子というものが出できます。真空管と同じ原理です。その熱電子はらせん状のグリッド、まあ余計なものを防ぐ門番みたいなものですね、を通過して、その中央にある細いコレクターへと到達し、結局電流としてカウントされます。電流値と真空度との関係(比例定数)を予め求めておけば、真空度が分かるという仕組みです。
ただしこの熱陰極型と呼ばれる種類では、真空度が悪くて残存ガスが多いと、フィラメントが燃え尽きてしまいます。非常に低い真空度を測定できるんですけど、非常に低い真空度でしか機能できないわけです。ざっと、10-3 Paより下というところでしょうか。大気圧が1013 hPa = 1013 x 102 hPa = 101300 Pa = 1.013 x 105 Paでてすから、8桁落ち、すなわち空気の密度が一千万分の一より下の環境ということです。想像を絶しますね。TMPが緊急停止して、その対応してたら切れちゃいました。
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10/20(金)、高知県高知市にある高知工科大学 永国寺キャンパスで開催された「応用物理学会 プラズマエレクトロニクス分科会 第41回プラズマ新領域研究会」に行ってきました。幹事の八田 章光先生から、依頼講演という形で招待されました。「私で良いのかな」と思いつつ・・・。
会は午後からでしたので、朝イチで出発しました。朝イチの西鉄大牟田駅はもう慣れたものです。もはや10年前からは信じられないくらい、超早起きの生活リズムになっています。
高知へは福岡空港から飛行機で行くことにしました。鉄道でのんびり行きたいところですが、なかなか時間のない生活でして。
福岡-高知間はJALのみとなっています。そう、JALです。ずーーーーっとANAで過ごしてきた私には、JALに乗るのがホントに久しぶりでした。もう、最後に乗ったのはいつだっただろうと、記憶なしです。というわけで、購入手続きから学び直しました。
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私の履歴書を見て、他人はどう思うのだろうかと考えます。アカデミックの人間ですので、学歴/経歴以外に研究業績も対象となります。
人それぞれの視点があるでしょう。しかし個人的には、陽の当たらない無名研究者だとずっと思ってきました。誰も私に注目しないだろうと。
無名研究者だと思っていたので、学会では気楽にやってきました。気楽っていうのは手を抜くことではなくて、背負うものがないので、きちんとできるだけの仕事しつつも自由な気分でいました。誰も私を意識しないし、話も聴かないだろうと。
さらには5年間の会社員生活で、アカデミック界とは断絶していました。もはや、「アナタ誰?」的な。8710ですね。
縁あって高専准教授になれました。生存アピールのつもりで、ちょこちょこ学会へ出かけては話してきました。陽は当たらなくても、ほんの小さな花は咲かすことはできるかなと。
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午後はメインの目的である公益財団法人 大澤科学技術振興財団の2023年度研究助成贈呈式に行きました。同財団より研究助成を頂くことになりました。学生さん達に充実した研究室ライフを過ごしていただこうと思うと、資金調達に必死です。
まずは現地へ移動です。飯田線を使います。ホームは1&2番ですが、並んで名鉄線ホームが3番線あります。豊橋駅名物であるJRと名鉄の呉越同舟です。
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翌日10/17(火)です。午前は空いていたので、豊橋市街をお散歩することにしました。豊橋市には路面電車(豊橋鉄道 市内線)が走っていますので、乗りました。「前乗り先払い&後降り」という関東スタイルでした。前の人に続かなかったら、分かりませんでした。西日本人としては慣れないですねぇ。
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10/16(月)は早朝から、愛知県豊橋市へ出張しました。新大牟田駅から九州新幹線つばめ号に乗り、博多でのぞみ号に乗り換えしました。飛行機よりは新幹線の方が便利ですね。
名古屋駅でこだま号に乗り換えて、豊橋駅に着きました。さらにそこから路線バスに乗り、最初の目的地である豊橋技術科学大学(豊橋技科大)に到着しました。地図で見ると平野の感でしたが、道程は意外とアップダウンがありました。
豊橋技科大は国立大学法人の一つですが、高専卒生に特化した技術科学大学の一つです。大半の学生が高専からの3年次編入です。高専教員としては、一度は見ておかないとですね。なおもう一つは、日本海側の長岡にあります(長岡技科大)。
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今年度は、研究室学生さん達が頑張ってくれて、色々表彰されています(これとこれ)。ただし、それもこれも、昨年度の学生さん達が環境整備に奮闘して研究室の基礎を整えてくれたおかげと思っています。光の当たる人には、必ずそれを支えてくれる影があるものです。そうです。
ところで、最近ある大学/大学院の先生に言われたことのメガヒットの一つに、
「専攻科出身の大学院生は使えない」
というのがありました。残念ながら、理解できます・・・。
学生さん達には、「専攻科では研究を重視してね」と口酸っぱく言っています。↑のコメントを頂くのが目に見えているからです。やっぱり、そうですよね。専攻科は、本科での強制力から解き放たれる上に同じ環境が続くのでね。気持ちを新たにしないと。
世の中で評価されるのは、何を世の中に提供するかというOUTPUT(提案力、企画力、研究力など)であって、詰め込んだINPUT(テストの点数)では決してありません。高専生って、そこを大きく、おーきく、勘違いするんですよね。数値評価があるもの(= 答えが分かっているもの)を最優先するという。残念ながら。詰め込み教育の弊害とも言えますので、教員側も反省するところはありますけど、難しい問題ではあります。
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10月になり、卒業研究が佳境を迎えてきました。今までのある意味詰め込み型授業と違うことに戸惑いを覚える学生達がいたりします。
「中級技術者育成」という当初の高専理念を達成するには、厳しい詰め込み型カリキュラムは当を得ています。しかしながら、大学進学を希望する学生達の増加、進学率の増加、さらには科学技術の著しい高度化に対応するためには、そのシステムを再考する時期に来ているのかなと思います。
中級と高級の違い、それは「OUTPUTの厳しさ」の有無です。中級ならば、指示されたことすなわちINPUTを懸命にこなせば達成されます。分かりやすいので、褒められます。ゴールは決まっていますので、点数評価のシステム構築は容易です。こういうの、お役人様は大好き中の大好きなので、山盛りにシステムの仕事が降ってきます。
一方で高級に求められるものは、OUTPUTです。世の中に対して何を披露できたかです。ゴールを一律に決められないので、点数評価できるものではありません。褒められることもあれば、そうでないこともあります。評価は人それぞれです。
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後期が始まりした。5E割り当ての授業「信頼性工学」が始まります。
この科目、選択科目です。第2/3種電気主任技術者になるための認定用科目ではありません。電気の専門でもありません。さらに卒業間近の5E後期において開講ということは、つまりは重要性の低い科目です。無理に取らなくても卒業できます。
しかしながらこの科目、私が最も気を遣う科目です。なぜなら、社会へと巣立つ彼らにとって、一番必要で大切な科目と思うからです。事実、卒業生からは最も評価を得ている科目です。
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