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あれから10年

 早いもので、2011年3月11日から10年経ちます。東日本大震災の日です。

 当時私は東北大学 電気通信研究所に博士研究員として勤務しており、当日は大阪大学 産業科学研究所の先生方を招いての共同研究会でした。私は大学院生達とともに聴講者の一人でした。午後からでしたが、学生が一人寝坊をしていたので、「早く来いよ~」と連絡していました。当時の光景は今でも覚えています。良い天気でした。

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経済と衰亡史

 読書の閉講期、長沼伸一郎氏の「現代経済学の直感的方法」を読破しました。氏の著書を知る人は多いと思いますが、特にこの本は抜けて面白く、夢中で読みました。特に最後の9章は歴史に残る白眉だと思います。

 いつの頃からか、生涯学習テーマの一つとして、「組織の衰亡」を志しました。人間は社会的動物である以上、必ず何らかの組織に属します。大きいところから、国家、職場 & 学校、地域、家族の順です。人生に貴族的余裕があれば、是非とも師を得て学びたいなぁと思うところです。

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翻訳と教科書

 先日、Feynmanさんの「Lecture on Physics」の原書を買いました。言わずと知れた物理学の名著です。

 「今更かよ?」と思うかもしれませんが、日本語訳は昔から持っています。とはいえ、どうにも訳に馴染めずに活用できていませんでした。この度、思い切って大人買いしました。

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有明元年と石炭

 有明に来て、あっという間に一年が過ぎました。一年前は、取引先企業との交渉団の一員として、静岡県の沼津を訪れていました。「ラブライブ! サンシャイン!!」の街です。大きな垂れ幕がありました。交渉が無事終わり海鮮丼に満足した帰路、三島駅の新幹線ホームから、「富士山はやっぱりキレイダナー」と、見とれていました。

 人生、変われば変わるものです。当時は品質管理のメンバーとして、不具合是正のために日々図面とにらめっこしつつ、社内他部署や協力会社とやりとりしていました。その一年後のここ数日は、どうもエンジンがかからず、ボーッと生きています。ちょっと今は充電サイクルなのかな。

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歴史の多様性と教養

 開講期が瞬く間に過ぎ去り、春休みとなりました。だからといって教員の仕事が減るわけではありませんが、学生の皆さんはゆっくりできる時期と思います。

 この時期です。ちょっと専門から離れて、歴史からこれからを考えてみましょう。

 昔々高校の時、世界史の先生が仰せになったことを今でもはっきりと覚えています。「歴史は、中央集権と地方分権の繰り返しだ」と。

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 NHKのブラタモリを毎回楽しく見ています。昨日はしまなみ海道で村上水軍の話でした。準地元の話なので大体知ってました、はい。

 次回はなんと、我が故郷、呉ではないですか!! Don’t miss itですね。

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スタッドレス

 昨日を含めて最近寒波が続きます。

 九州は日本の南に位置しますが、北部九州、特に福岡辺りは日本海に連なる玄界灘に開けているので、寒さは厳しいですね。いにしえの水城でも寒波はブロックできず、筑後平野も寒々ですね。天気予報では東北の仙台よりも気温が低かったりして、ビックリです。仙台は東北にあるものの、東は太平洋に開けているのと、西は奥羽山脈で寒波をブロックできるので、積雪は少ないです。冬場、雪のない仙台空港から飛び立つと、一気に山形県南部に到達し、目下は一面銀世界に早変わりです。

 さて私、毎年の冬場は車にスタッドレスタイヤを履かせています。今年度は先月履き替えました。

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続・経済に思う

 前回の続きです。

 周知のように、只今コロナ禍で自粛のご時世です。引き続き社会を人体に例えますと、お金というの血液の巡り(経済)が悪くなっていますので、一部器官すなわち飲食業などの業種は大ダメージを受けています。

 血の巡りを完全に回復するには、当然医薬品でコロナを克服するしかないのですが、それまでの間は人体を無事保っておかなければなりません。

 そこで必要なのが、金融です。具体的には、株式投資がその一つですね。ちょっと考えてみたいと思います。

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