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測定条件と中冨記念くすり博物館

 本日はSAGA-LS実験最終日でした。前回で測定条件は出したので、今回の測定はスムーズに進みました。放射光分光測定というのは一度スタートさせると、測定条件によっては終わるまで非常に時間がかかります。精密な測定を心がけてスペクトルの分解能を上げようと条件を絞っていくと、強度は弱くなるからです。一般に、分解能と強度はトレードオフの関係にあるので(細かく分ければ、一つ一つへの配分は減りますね)、その妥協点を見つけることが、前回行った測定条件を出すということの目的の一つであります。

 そこで条件を絞ったら、測定時間を長くして検出記録するスペクトル信号強度を増やして、S/N (信号/ノイズ)比を改善していきます。取り決めたある一定時間の記録の回数(積算回数)を積み重ねていきます。専門用語で、「光を貯める」なんて言ったりします。スペクトルがガタガタだと、「もっと貯めないとね~」なんて。Nの分布がガウス分布(正規分布)に従うとして積算回数をn回とすると、統計学的にN ∝ (n)^-1/2です。4 (= 2 x 2)回積算すると、ノイズは半分(0.5倍)に。16回 (= 4 x 4)で、その半分の0.25倍。64回 (= 8 x 8)で、さらに半分の0.125倍という風に。私の場合は一測定最長3時間です。測定中は特にやることナシです。装置が爆発したらそりゃ困りますが、通常はあり得ませんわ。

 データ処理諸々の作業だけでは時間を持て余しますので、ゲストハウスに戻って一休みしたりしていました。しかしチェックアウトした最終日はそれもできないので、近くの「中冨記念くすり博物館」に社会見学に行ってきました。

お世話になります。

 SAGA-LSのある佐賀県鳥栖市田代の町(肥前国基肄郡田代領)は江戸時代、対馬国対馬藩の飛地で、「田代売薬」として薬の行商で有名だったそうです。すいません、越中国富山しか知りませんでした。それを後世に伝えるため、サロンパスでお馴染みであり、この地で創業した久光製薬さんがこの記念館を建てられたそうです。そう、私のような者のために。館内には薬に関する様々な展示があり、面白かったです(※写真撮影OKだったので以下に載せます)。

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年功序列 de Part II: 院政と律令制と武家政権樹立

 続きのお話ということで。

 日本の政治システムの歴史を語る上で欠かせないものの一つに、平安末期の「院政」があります。天皇の上にそれを退いた上皇、上皇の上にそれを退いた法皇です。本来の律令制度では天皇が頂点なのに、その上にまだいる。日本の政治の不思議なところは、ま、現代にも通じるのですが、根本の法律つまり律令や憲法を変更するのには激しい抵抗を示すけど、実質的には骨抜きにされているということです。701年の大宝律令によって確立された日本の律令制度は、723年の三世一身法により早々に運用がおかしくなってきました。743年の墾田永年私財法に至っては、「え、律令では土地は国家所有(公地公民)じゃなかったの?」です。

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県境を散歩 de 地元学

 休日、お息子さんと県境を散歩しました。お息子さんは、マイカーでのお散歩が大好きです。ただし、エンジンが元気でないとなりませんけど。

 福岡県大牟田市と熊本県荒尾市の県境は、地元の人でない限り、まず分かりません。大「牟田 (※湿地の意)」と「荒」尾ですから、古代は諏訪川の湿地と荒地で、境を厳密に定める必要がなかったのでしょうか。現に、主要街道(豊前街道)は山間部の南関町を通っていました。関があったから、南側の関ということで南関なのですね。北関は国境を挟んだ北隣(筑後国)の、福岡県みやま市山川町北関です。

 こういう境界はわりと好きです。でも思い返すと、昔からというわけではありません。

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3:7

 先日、ある女性の中央官僚さんとお話をする機会を得ました。その中で、「霞ヶ関での周りはみんな東大などの高学歴ばかり。でも、3割は非常に優秀だけど、7割は使えない」と仰せでした。人物評価というものは女性の方が客観的だと思いますので、正鵠を得ているのかと。男性は嫉妬に狂うからなぁ。これを聞いて「その7割は受験マニアの人達だな」と思い、質問しました。同じご意見でした。

 日本は島国で人の移動も少なく、歴史的に平和が長く続いたため、平等主義が発達しました。一見、良いことです。しかしその反面、手段と目的を反対に扱うようになりました。

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経済と衰亡史

 読書の閉講期、長沼伸一郎氏の「現代経済学の直感的方法」を読破しました。氏の著書を知る人は多いと思いますが、特にこの本は抜けて面白く、夢中で読みました。特に最後の9章は歴史に残る白眉だと思います。

 いつの頃からか、生涯学習テーマの一つとして、「組織の衰亡」を志しました。人間は社会的動物である以上、必ず何らかの組織に属します。大きいところから、国家、職場 & 学校、地域、家族の順です。人生に貴族的余裕があれば、是非とも師を得て学びたいなぁと思うところです。

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歴史の多様性と教養

 開講期が瞬く間に過ぎ去り、春休みとなりました。だからといって教員の仕事が減るわけではありませんが、学生の皆さんはゆっくりできる時期と思います。

 この時期です。ちょっと専門から離れて、歴史からこれからを考えてみましょう。

 昔々高校の時、世界史の先生が仰せになったことを今でもはっきりと覚えています。「歴史は、中央集権と地方分権の繰り返しだ」と。

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スタッドレス

 昨日を含めて最近寒波が続きます。

 九州は日本の南に位置しますが、北部九州、特に福岡辺りは日本海に連なる玄界灘に開けているので、寒さは厳しいですね。いにしえの水城でも寒波はブロックできず、筑後平野も寒々ですね。天気予報では東北の仙台よりも気温が低かったりして、ビックリです。仙台は東北にあるものの、東は太平洋に開けているのと、西は奥羽山脈で寒波をブロックできるので、積雪は少ないです。冬場、雪のない仙台空港から飛び立つと、一気に山形県南部に到達し、目下は一面銀世界に早変わりです。

 さて私、毎年の冬場は車にスタッドレスタイヤを履かせています。今年度は先月履き替えました。

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続・経済に思う

 前回の続きです。

 周知のように、只今コロナ禍で自粛のご時世です。引き続き社会を人体に例えますと、お金というの血液の巡り(経済)が悪くなっていますので、一部器官すなわち飲食業などの業種は大ダメージを受けています。

 血の巡りを完全に回復するには、当然医薬品でコロナを克服するしかないのですが、それまでの間は人体を無事保っておかなければなりません。

 そこで必要なのが、金融です。具体的には、株式投資がその一つですね。ちょっと考えてみたいと思います。

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